かがやく・・・
たおやか
炎情・・・・
風情・・・・
AD賞の花たち
Negrito”
Cherry Ripe”AD/CSA
Tapestry
”Zita”AD/NSW
Volcano
”Menuehene”AD/OCSA
Ngaire
”Kuringai”AD/VOC
MS−44
(Abona x Fascination)
花径10cm 3月咲き
RHS登録 1062年
登録者 Stewat Inc
大型種
MS−281
(Khyber Pass x Voodoo)
RHS登録 1963年
登録者 McLeran
花径 12,5cm 3−4月咲き 大型種
MS−282
(Sparrtan Qeen
x Doris Aurea)
RHS登録 1957年
登録者 Sherman
花径 10cm 3−4月咲き
大型種
MS−108
( Clarissa x Rio Rita )
RHS登録 1959年
登録者 McBean’s Orchid
花径 8cm 3−4月咲き 大型種
美しさを競うラン展の会場で、大向うを、万人を鼓動させる花とは別に、独自の美学で咲き人々の心に深く入り残る花がある。
このような独自の美の領域に咲く花に「Award Distinction賞」が与えられる。
大いなる「差違」。この独自の個性こそランである。
2001年、2月12日ヒトゲノムの解読が発表された。予想に反して約2−40000個であるという。ショウジョウバエの約二倍だという。ヒトの個性は・・・・約99,9%まで同じだという。約30のゲノムが個性を支配していることになる。
植物進化の頂点にあるラン。その中で最も多様な個性を煌かせるCymbidium.この花三題の「大いなる差違」は、どんなゲノムが繰り広げているのであろうか。Cymbidiumの「魅惑」「たおやか」「炎情」はどこからきたのか。ただ、昆虫を誘うだけの花なら、必要のないものである。
だからこそ、その美しさに私は魅せられるのである。
宇井 清太
garapagosu15