Ｃｙｍｂｉｄｉｕｍ育種の歴史で「神の感性」をもった人がいる。
彼らの創った花がシンビの新たな美の領域を拓いてきた。中型シンビ育種の第一人者のＰａｕｌ　Ｍｉｌｌｅｒも「神の感性」を持っていた一人であろう。彼が夢に追った「満月のシンビ」。
私には「神の感性」はない。そういう者が育種をするときは、先達の研究成果を参考にするしかない。そして、多数の実生苗を黙々を植えることしかない。最短で手に入れることは出来ないのである。愚直に生きるよりない・・・・。
私はＢａｇｄｅｍａｇｕｓに満月をイメージする花を交配した。
１９９６年、それらの実生株に花が咲いた。
その花の中から選抜したのが掲載する個体です。どうであろうか。少しは「満月」に近くなった・・・であろうか。

Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｂｒｅｅｚｅ

　ＭＯＧ９６－１６７
　Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｂｒｅｅｚｅ
　花径　１０ｃｍ　１月咲き
　中型種

　ＭＯＧ９６－１３１
　Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｍｏｏｎ
　花径　１０ｃｍ　１月咲き
　中型種
　

Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｍｏｏｎ

　ＭＯＧ９７－６００
　Ｌｅｇｅｎｄ　Ｄｒｅａｍ
　花径１０cm　３月咲き
　中型種

Ｌｅｇｅｎｄ　Ｄｒｅａｍ

　ＭＯＧ９７－５３６
　Ｓｃｏｏｐ　Ｊｕｂｉｌａｔｉｏｎ
　花径　１０ｃｍ　３月咲き
　中型種

Ｓｃｏｏｐ　Ｊｕｂｉｌａｔｉｏｎ

　　Ｌｅｇｅｎｄ　Ｄｒｅａｍ
　　　　　（Ｂａｇｄｅｍａｇｕｓ　ｘ　Ｐｅｅｔｉｅ）

　　Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｍｏｏｎ
　　　　　　（Ｂａｇｄｅｍａｇｕｓ　ｘ　Solana　Ｂｅａｃｈ）

　　Ｏｒｉｅｎｔａｌ　Ｂｒｅｅｚｅ
　　　　　　（Ｂａｇｄｅｍａｇｕｓ　ｘ　Ｖｉａ　Ｍａｒ　Tranquila）　

　　Ｓｃｏｏｐ　Jubilation
　　　　　　　（Ｂａｇｄｅｍａｇｕｓ　ｘ　Ｒｏｓｅ　Ａｒｍｓｔｒｏｎｇ）　

　Ｂａｇｄｅｍａｇｕｓ

　こころに満月を

　Ｃｙｍｂｉｄｉｕｍに満月を

　宇井　清太

　Ｐａｕｌ　Ｍｉｌｌｅｒ

garapagosu18