tracyanum
parishii
pumilum(キンリョウヘン)を最初に交配したのは池田成功氏。氏によってOisoがRHS登録されると、米国お多くの育種家は競って多くの交配を行った。pumilumの基本種を使った交配と、アルビノを用いたものがあります。このMimiはGreenoaks社がアルビノを用いて作出した。♂にtracyanum系の著名な交配親Doris Aureaが使われた。このDoris Aureaは、tracyanumの茶色から赤色を分離する性質を持っていて、多くの赤花を作り出している。
このMimiの交配も、小型の深紅の花を創る目的で交配された。兄弟株のほとんどはレンガ色の花であるが、その中に、この品種が咲いた。小型シンビでは稀に見る深い深い深紅の珠玉の花である。その黒いまでの深い赤は”Lucifer"である。この品種が咲いてから40年。未だに、この花を凌駕する深紅の小型Cymは生まれない。Cymが進化の中で、深く、深く埋めた赤である。Greenoaksが見事に発掘したのである。夢は追わなければならない!!
この品種の美しさは花弁の深紅の他に、Lipの素晴らしさにある。黒いまでに深い赤。純白の縁取り。この魅惑的なLipは、parishiiの遺伝子による。米国の栄光の時代にキラリと輝いた珠玉の深紅であった。私の秘蔵のシンビである。
MM−88
Mimi ”Lucifer”
花径 6cm 1−3月咲き 小型種
pumilum
Mimi
Doris Aurea
Gallery Pavilion
深紅の・・・珠玉!!
( pumilum x Doris Aurea )
RHS登録
Greenoaks 1961年
ミ ミ ” ルシファー”
garapagosu5