枯れ落ち葉とほとんど同じ炭素率500の「イチゴ満作 Kiwame1号}。
「イチゴ満作 Kiwame1号}で無肥料、地下水のみで・・・上記の写真のようにな生育。
木材腐朽菌が枯れ落ち葉を分解した養分とエネルギーで・・・このように植物は育つ。

これまで、農業では木材腐朽菌を削除してきたから、
こういう写真は・・・誰も見たことが無い。
なぜ、農業は・・・木材腐朽菌を無視削除して・・・・来たのか???
枯れ葉に家畜の排せつ物を添加すれば・・・・土壌が肥沃になる。
微生物が多く生息して・・・フワフワの土壌になる。
それで植物は良く育つ・・・。

こんなことが・・・本当に自然の法則なのか???・
地球の地表は・・・家畜の糞に生息する菌が主役ではない。端役菌である。
本当に植物はエネルギー源の炭素を・・・大気の炭酸ガスのみに依存してきたのか??・
枯れ葉の中にも多量の炭素が含まれている!
菌従属植物、部分的菌従属植物は・・・この炭素を調達している。
これが最先端の科学的知見である。

これをイチゴ栽培の応用すれば・・・・???
木材腐朽菌と植物の生育。

 この実例が屋久島の7000年の大王杉、縄文杉である。
 この巨木、この寿命・・・を育て持続させているのは・・・人間ではない!
 枯れ落ち葉と木材腐朽菌である。

 肥料など誰も与えてこなかった!
 大地の力を作っているのは木材腐朽菌と枯れ葉と雨水。
 農業は、これまで、屋久島のこの姿を科学してこなかった!
 植物工場も・・・・・。
 この姿からみれば、農業理論も技術も・・・小手先の小細工に感じられる。
 

 この姿から・・・有機農法も学ぶことをしなかった。
 堆肥など誰も与えてはいない!
 イチゴ栽培も例外ではない・・・。
 屋久島にも野生イチゴは自生する。
 枯れ落ち葉の中に永年生き続けている。
 イチゴは多年草植物だから・・・・
 縄文杉もイチゴも・・・生き続けるための術は同じである。

 なぜ???
 病害菌が・・・・侵入繁殖しなかったのか??・
 その理由は・・・木材腐朽菌の力である。
10月下旬の状態。
  木材腐朽菌によってリグニン、セルロースが分解され、
  産生されたブドウ糖はアスパラガスに供給されている。

  堆肥を施与しなくとも、多量の萌芽が見られる。
  茎枯れ病は発生しない。

  アスパラガス栽培で・・・・
  なぜ多量の家畜排せつ物を投入するのか理解できない。
  日本の気候に適合しない栽培法が流布している。
6月下旬。
 アスパラガスに施与した「イチゴ満作 Kiwame1号}。
「イチゴ満作 Kiwame1号}栽培。

 無肥料。
 無農薬。
 灌水 地下150mの地下水。

 杉、ブナ全木  ペレット
 炭素率 約500
 窒素含有  なし
 含有エネルギー  1kg当たり約4000キロカロリー。
 木材腐朽菌
 木材腐朽菌による分解   約700日で90%分解。




以上の栽培条件で、無肥料でも写真のような生育をする。
枯れ落ち葉のセルロース、リグニンと木材腐朽菌の力・・・この力こそ「大地の力、エネルギー」である。
屋久島の縄文杉を育てた力、エネルギーである。

農業は、愚かにも・・・この枯れ落ち葉と木材腐朽菌を無視削除してきた。
木材腐朽菌が勝ち組になっていれば…病害菌は生息できない。
畜産の糞尿を畑に施与すれば・・・本当に植物は喜んでいるのか???・
飽くなき病害菌との戦いになる。
地力は・・・病害菌をも助ける・・・。
畑の地力と・・・自然の「大地の力」を混同してはならない!

自然農法も、自然栽培も・・・木材腐朽菌・・・抗菌ペプチド・・・菌根とブドウ糖の関係を知らないようである。
地球地表の自然の法則と、畑の中の小さく狭い「自然」とは・・・・根本から異なる。
「自然」でない「自然栽培」である。





木材腐朽菌のリグニン、セルロース分解能力
バラ 北半球の温帯エリアに自生するバラ科植物
ヒマラヤ ダージリンエリアに自生するラン シンビジューム 菌根植物
亜熱帯雨林の炭素循環で生きるシダ
  オオタニワタリ
地球地表の絶対王者生物「木材腐朽菌」。
 褐色木材腐朽菌 セルロース分解  3億年前に地球に誕生。
 白色木材腐朽菌 セルロース  リグニン分解  2億8000万年前に地球に誕生。

この悠久の年月。地球の地表を支配してきた木材腐朽菌。
農業では、不思議なことに、この地表の支配菌である主役の木材腐朽菌を無視削除して・・・きた。
陸上の植物、微生物のほとんどは、木材腐朽菌が枯れ落ち葉から産生するエネルギーで生き続けてきた。
畑にするということは、この自然の法則を無視した人工環境である。
健康で清浄な土壌は・・・枯れ落ち葉と木材腐朽菌が作るものである。
堆肥、腐葉土では・・・作れない。
大地には力がある。木材腐朽菌の力である!
この陸上の絶対王者木材腐朽菌を農業は無視してきた。
近代農業の盲点である。
有機のテーアも、無機のリービッヒも・・・この木材腐朽菌の力についての記述はない。
土壌微生物と木材腐朽菌は異なる。土壌微生物はリグニンを分解できないからである。
メンテナンス不要の自然。
  畑も植物工場も・・・・メンテナンスが必要。
地球の地表の・・・大地のエネルギー、力は、植物自身が産生した「枯れ落ち葉、死骸と、
これらを分解する木材腐朽菌によって作られたといっても過言ではない。
一口に言えば・・屋久島の7000年の縄文杉には、少しも人間の、農業の植物育成技術が施与されたことはない!
大地のエネルギー、力で生き続けてきた植物である。
植物の中には葉を持たないで・・光合成を行わないで、木材腐朽菌が産生する「糖」をエネルギー源にして生きる・・
「菌従属植物」、光合成のエネルギーが足りない分を木材腐朽菌が産生するブドウ糖を調達して生きる、
「部分的菌従属植物」がある。
しかし、農業では、これらの植物を取り上げたことはない。
菌従属植物を栽培できる培養土は、世界中探しても「イチゴ満作 Kiwame1号」のみである。
他の、いかなる培養土も肥料も・・・自然の下では、この植物を作ることはできない。
有機栽培のテーアも、無機農業のリービッヒも、その著作の中で、
「菌従属植物」「部分的菌従属植物」の栄養、エネルギー源に言及していない。
つまり、植物必須元素の中の「炭素」の問題である。
植物が吸収する「炭素」は・・・大気中の炭酸ガス・・・一つである。
この単純な理論では「菌従属植物」「部分的菌従属植物」を説明できない。
したがって、有機農法でも、水耕栽培でも、菌従属植物を栽培できない。
しかし、地球の地表では、光合成をしなくとも・・・生き続けている植物がある。
これらの植物は、大気の炭酸ガスを炭素源として生きているのではない!
大地の力、エネルギーで生きている。
この極度に進化した植物というのが、突然生まれたのではない。
イチゴの兄弟にも「チョウノスケソウ」という「菌根植物」がある。
この植物は「部分的菌従属植物」である。
高山のガレ場では、常にエネルギー不足である。
株元の枯れ落ち葉が産生するブドウ糖を菌根が調達して・・・飢えを凌いで同じ場所永年生き続ける。
多年草植物の生きるための知恵である。

この自然の大きな力・・・恵みといってもいいが・・・それを・・・これまでの農業は無視、削除・・・
水耕栽培に至っては・・・排除してきた。
むしろ、排除することが・・あたかも近代の本の「ハイテク農業」、進歩としてきたような場面もみられる。
しかし、現在の農業技術で、7000年・・・杉を育て続けることが出来るか??・
そういう問いには・・・答えられる技術も・・・設備も、機器もない。
農業で利用されている畑というのは・・・人工地表である。
植物工場は・・・地球の自然には存在しない人工エリアである。
そういう狭いエリアでのみ通用する技術が・・農業技術であり、設備である。
こういうエリア、設備には・・・地球の地表に存在する枯れ葉、死骸、木材腐朽菌が存在しない。

科学は・・・時に、自然の法則を無視するという傲慢な姿を出す。
自然界の一部を解明したに過ぎない科学的知見が、自然の全てを解明したかに錯覚する場合がある。
例を挙げれば・・・水耕栽培、植物工場・・・である。
植物の生育をコントロールできるという錯覚。
水耕栽培は、重篤患者の集中治療室と同じような・・・・開発プロセスで・・・作られている。
ハイテクという方向が・・・違っているのではないか???

大地の力が・・・含有していない!
つまり、3億年の永い期間、地球の地表を支配してきた「木材腐朽菌」が生息していない。
「炭素循環」が無いシステム!
そういう条件下での栽培というのは、本当に、植物が喜んで生きているのか???
そういう疑問である。
農業は、この地球の地表における枯れ落ち葉と木材腐朽菌の炭素循環を、
その中で生き続けてきた植物の本当の姿を無視してきた。
アレコレ土壌微生物を利用しているが、地表の支配者である木材腐朽菌を無視してきた。
主役を除外して・・・・端役の菌を・・・・アレコレ研究して取り上げてきた。
つまり、それらの菌は、菌従属植物、部分的菌従属植物にエネルギーを供給出来ない菌である。
更に、現在市販されている肥料、養液では、菌従属植物を発芽生長させることはできない。



枯れ葉と木材腐朽菌の力とエネルギー

・・・・・
農業では、これまで「枯れ葉」も「木材腐朽菌」も無視してきた。
枯れはというのは「腐葉土」を作るときの「素材」「原料」という認識。
枯れ杯も持つ1kg約4000キロカロリーのエネルギーを無視してきた。
更に、堆肥、腐葉土を作る醗酵腐敗に関係する菌は取り上げられてきたが、
枯れ落ち葉のリグニン、セルロースを分解する地表の主役菌を除外、無視してきた。
農業の大きな大きな盲点である。
人間が、地球の地表を破壊して畑を作った時から、
農業というのは、同じ植物を栽培しているにも関わらず、
地球の地表の法則から乖離した・・・もので作物を栽培してきた。
つまり、農耕の初期から、自然の法則から乖離した技術で行われてきた。
例えば・・・「焼き畑」。
森林の林床の生態系を・・・枯れ落ち葉を燃やすことで破壊して・・・・
それまで自生していた植物と異なる植物を植えてきた。
この時代から、農業は「枯れ落ち葉」と「木材腐朽菌」を排除した条件下で営んできた。
焼き畑。
これが、農業の原点。
地球の地表の生態系破壊。そして、人工的は地表を作って・・・栽培。
開墾とという言葉は・・・地球の地表の環境破壊である。
これに堆肥を投入して・・・地力を高める??・
大地の力を・・・焼いて・・・大地の力を削除して・・・今度は・・・堆肥を投入する。
しかし、畑には・・・大地の力が蘇ることはない!
大地の力と・・・堆肥で作られた「地力」とは・・・似て非なるものである!
大地の力とは・・・枯れ落ち葉と木材腐朽菌が作り上げたもの。
地力とは堆肥(嫌気性菌)と人間が作り上げたもの。
そういうように言えるかもしれない。
化学肥料では「地力」も作れないし、当然「大地の力」は作れない。
一口に言えば、畑では・・・7000年の屋久島の縄文杉は作れない!
地球地表に生きている菌、菌ネットワークと、
地表を破壊して作った畑、農耕地に生きている菌、ネットワークは、まったく異なっている・・・ということ。
「土着菌」。
近頃、こういう言葉が農業関係の本などに記載されることが多くなったが、
畑に生息している菌は・・・「土着菌」ではない!
人工的な地表に・・・農業と共存して生息繁殖した菌群である。
これを・・・無造作に「土着菌」と呼んでいる。
畑では・・・病害菌が主役になっている・・・
例えばアスパラガス、イチゴ、バナナ・・・。
人間が・・・自然界に介入して・・・菌社会の下剋上に加担して、病害菌を優占菌にした圃場である。
木材腐朽菌が主役の自然の地表では、病害菌は、菌社会の片隅で細々と生きていた菌が病害菌である。

そういうことであるならば・・・・
畑を・・・健全な地表にするには・・・畑にする前の自然だった地表の菌社会を、畑に再生すればよいことになる。
病害菌が棲息繁殖できない地表にすればよいことになる。
畑に・・・木材腐朽菌を主役にした菌ネットワークを構築すれば・・・・病気の少ない畑にすることが出来る。
有機農法は、木材腐朽菌を主役にする農法ではないから・・・・・
土壌が・・・フワフワになっても・・・・病害菌も生息繁殖するから・・・・病気を防止することはできない。
つまり、有機農法では・・・自然の「大地の力」は作れない。
エネルギーに満ちた地表は作れない。
所詮、破壊された地表から、多少収穫を多くするだけのものである。
病害菌を根絶できない・・・。
逆に、病害菌が・・・大繁殖する。拮抗菌が棲んでいないからである。
更に多量な窒素投与が・・・・病害菌を大繁殖させる。
畑の土着菌???では・・・これを防止することは出来ない。
人間が作ったものは・・・メンテナンスが・・・絶対必要である。
畑も同じである・・・。
それも・・・継続的なメンテナンス。
水耕栽培、植物工場などは・・・・1から10まで・・・すべて人間によるメンテナンスが継続的に必要。
原発は・・・・それの究極。
常に・・・1000人規模で・・・メンテナンスしなければならない。
これを小さくしたのが・・・植物工場、水耕栽培である。
エネルギー生産ということでは・・・原発も植物工場も同じだからである。
地球の自然の地表は・・・人間などカンケイナイ。
人跡未踏の秘境でも植物は生き続けてきた・・・・。
「大地の力」である。
継続は力なり。
その力は・・・・枯れ落ち葉と木材腐朽菌が作る力、エネルギーの力である!
この力を・・・近代農業は・・・無視、疎外してきた。
テーアの有機農法は、畜産の排泄物の力を・・・嫌気性菌の力を利用した。
リービッヒは「無機イオン」の力を利用した。
どちらも科学的には正しい。しかし・・・自然界の「メンテナンス」「浄化」が欠落している。
現在農業で問題になっているのは・・・「浄化」が出来ない。
「メンテナンス」が出来ない・・・ということである。
これらの栽培では・・・常に人間がメンテナンスを継続的に行わ無ければならない。
しかし、完全には出来ない。
この隙間に・・・病害菌が侵入してきた。
バナナの新パナマ病、イチゴのフザリュウム、炭疽病は・・・それを示している。
野生の自生地では・・発生しない!
地表でのメンテナンスは・・・「木材腐朽菌」の独壇場。主役である。
イチゴは、木材腐朽菌が主役のエリアに自生してきた。
屋久島の7000年の縄文杉には、人間がメンテナンスなど行ったことはない。
若し、行っていたら・・・枯れていたかもしれない!




枯れ落ち葉と木材腐朽菌による栽培実験
   
   人為的な・・・里山、屋久島の地表生態系再現試験

そういうことで・・・枯れ落ち葉と木材腐朽菌が、植物の生育に関係するかを実験した。
無肥料条件下
灌水の水は、地下150mの井戸水。「月山自然水」とほとんど同じ。窒素含有ゼロ水。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培。 炭素率500. PH6,0.
含有エネルギー 1kg当たり 約4000キロカロリー。

これまで農業が無視、削除してきた「枯れ落ち葉」が、
どれほど植物を育んでいるかを・・・写真で示す。



無肥料で・・・どこまで植物は生育できるのか???
 ・
枯れ落ち葉と木材腐朽菌が作る           植物の生育
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