毛根イチゴの「毛根}
この根が「オートファジー」で・・・
産生と分解がスムースに出来ないようになると・・・
一気の老化が進行し・・・糖度低下、
品質低下・・アブラムシ、ダニの猛攻となる。
印部分の拡大写真。
「菌根」になっており、「根毛」は全然ない。
この根で150日生き続けた。
ピートモス植えのイチゴ苗 9㎝鉢 根毛イチゴ
通信販売買ったイチゴ苗の「根毛}。
9㎝の小さな苗でも、こういう根を多くしないと、
生きられない!
上の写真の「菌根イチゴ」と比較してください。
ピートモスには大地のエネルギーが無いから・・・
150日栽培後の「菌根イチゴ」の根。 6号鉢
木材腐朽菌に丸投げ・・するから・・根を伸ばす必要がない。
菌糸は・・・根毛と比べ物ならない位・・・強靭な力を持つ。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培の
「カタクリ」の球根・
枯れ落ち葉が10㎝も堆積した場所で生きる。
このわずかな根で・・・「カタクリ粉」・・・澱粉を作る。

根毛イチゴ」と「菌根イチゴ」。
この違いは・・・根の見方が・・・「真逆」にである。
作物栽培で一般に説明されるのは・・・「一年生作物」をモデルに説明される!
特に、有機農法などでは・・・ほとんど堆肥の効果が・・・栽培の全てのように説明される。
土作りの需要なこと。
つまり・・・「根作り」の大切さである。
そして・・・長く、深く・・・多くの根が伸びれば・・・栽培大成功。
この理論はイチゴでも同じである。
これは水耕栽培にでも・・・同じように説明される!
根の素晴らしさに・・・感嘆し・・・絶句する!
しかし、写真のような素晴らしい「根毛」のイチゴでも・・・・糖度低下、品質低下、老化、夏負け、
連作障害、病害虫の激発が・・・起こる!
なぜだ???
ここに、現在のイチゴ栽培が抱えている・・・壁、限界がある!
つまり、「根毛」を長く深く伸ばすのは・・・割合簡単である!
モミガラ培地でも・・・長く、深く・・・伸びる!
これがイチゴの喜んでいる姿なのか????
イチゴは、伊達や酔狂で長く、深く伸ばすのではない!
何かが培地に足りないものがあるからである。
葉で作ったエネルギーのほとんどを投入して根をのばす!
「根毛イチゴ」が、自生地と異なる場所で・・・必死に生きている姿である。
この根を伸ばすのに多くのエネルギーを使った。
更に主根、側根にも無数の「根毛」を毎日産生し無ければならない。
「オートファジー」。
この現象が、根毛イチゴのあることを、これまでのイチゴ栽培は知らなかったのではないか?
長く深く伸びた「根毛」を・・・常に維持、持続するためには。多大なエネルギーを使わなければならない。
根毛の寿命は数日。
常に「産生」と「分解」を継続していなければならない!
日照不足の日にも・・・同じように。
根を維持するに必要なエネルギーを・・・・想定しない栽培である。
イチゴ栽培には、深く、長く伸ばすために・・・・・
養分飢餓させて・・・・そうやって深く、長く根を伸ばす・・・定植初期の管理すらあるようである。
そうして・・・この根に・・あとから養液追肥・・・。
それでも・・・イチゴの問題は解決しない。
説明が出来ない場面である。
その理由は簡単である!
「菌根イチゴ」でないからである!
イチゴの進化を・・・削除した栽培法だからである。
なぜ、イチゴは「浅根」なのか???
このことを、自生地の生態系から考察しなかったからである。
このことは、同じように「浅根」のブルーベリー栽培にも言えること。
伊達や酔狂で「浅根」・・・・地表近くに伸ばしているのではない!
そういうように進化したには、深い意味、理由がある。
それは、木材腐朽菌が産生するブドウ糖を調達するためだった!
これが、自然の法則である。
イチゴの自生するエリアの地表は、枯れ落ち葉が堆積している!
多年草と枯れ落ち葉を、農業は深く考察しなかった。
多年草植物は、芽生えた場所で永年生き続ける。
自身が産生した「枯れ落ち葉」が、必ず株の周辺に堆積する。
イチゴは、この自身の何枚かの枯れ葉をも無駄にしないために「離層」さえも捨てて、
株元に枯れ葉を保存している!
このことを、説明した「イチゴ栽培」の本はない!
イチゴ1株が場所取りしているエリアは、地球の陸上の僅か30㎝四方の面積である。
この面積の枯れ落ち葉で、イチゴは生き続けなければならない!
それでも、自生地には、自身が産生した枯れ葉の他に、他の植物の枯れ落ち葉もある!
しかし、イチゴ栽培の畑、高設栽培、水耕栽培には・・・
殆ど「枯れ葉」はない!
浅く、少ない根では・・・生きることはできない!
根毛イチゴは、必要な養水分は、自身の根毛で全て調達しなければならない!
泣き泣き・・・乏しいエネルギーを割いて・・・根を伸ばし、少しでも多くの「根毛」を準備になければならない。
決して・・・喜んで深く、長く・・・伸ばしているのではない!
菌根イチゴの「菌根」。
イチゴは知っている・・・。
地球という星は、植物にとって優しく、最適なものではないことを。
常に、生存に危機に直面しているといっても過言ではない!
地球の地上は・・・植物にとって・・・そういう危険な場所である。
巨木は・・・それを乗り越えているから・・・・神にまでなる。
殆どの多年草植物は、地球の自然の猛威の中に命を落とす。
イチゴも同じである。
しかし、地下の世界は、地上と別世界である。
暗黒の世界で、太陽の光を必要としない・・・生物の世界がある!
その世界を3億年支配してきた木材腐朽菌が棲息している。
イチゴは、生き続けるために・・・自身の枯れ葉を、木材腐朽菌に提供してきた。
「防御組織」の「離層」まで捨てて・・・。
その結果・・・作物に取り上げられたとたんに、フザリュウム菌、炭疽病の猛攻を受ける。
しかし、イチゴは、人間が換金作物とすることを・・・想定しなかった!
人間というのは・・・イチゴの生き方を無視して・・・作物にした。
更に、木材腐朽菌が棲息しない培養で植えて・・・甘くなれ、甘くなれと・・・
炭酸ガスまで多く飲ませようとする・・・。
木材腐朽菌は・・・・
多湿なとき・・・酸素をイチゴに供給。
乾燥の時は・・・遠くから水を運んでイチゴに供給。
リン酸、カリ、微量要素も・・・供給。
イチゴが出す老廃物を分解・・・。
光合成が少ないとこは・・・・ブドウ糖を供給してくれる!
木材腐朽菌は地球の生物で最も巨大な生物である!
このことを、農業で、有機農法で・・・説明したことがない!
地下世界の主役を削除して・・・アレダ、コレダと・・・・その他大勢の端役菌を取り上げている。
例えば、EM菌の多数の菌類は・・・端役菌を集めたものである。
それらの菌は「枯れ葉」のリグニン、セルロースを分解できない!
だから・・・EM農法では里山の「カタクリ」を栽培できない!
これは・・・本当の話である。
嘘だと思う人は・・・カタクリを栽培してみると・・・よーく解るだろう。
イチゴも・・・似たエリアで生き続けてきた多年草植物。
イチゴは・・・非常に狡猾である。
自身の根を菌根にして深く長く伸ばさないで・・・・・
全部・・・木材腐朽菌の菌糸に丸投げ!
野イチゴの根は・・・・非常に少ない!
これは、同じように丸投げする・・・「ラン科植物」も「ブルーベリー」も同じである。
木材腐朽菌が棲息しない培養で植えたランの根は・・・培養土が見えないくらい根を多くする。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培の菌根を見てみよう。
5月に植えた鉢を10月10日に掘った根。 下写真参照
150日栽培した鉢でも、菌根イチゴの場合は・・・・写真のように・・・根は少ない!
つまり・・・木材腐朽菌の菌糸のマル投げするから・・・根を伸ばす必要がない!
大地の力、エネルギーが、全然ない培養で植えられれば、
イチゴは、根毛を多く出して・・・養分、水分を吸収しなければならない!
その力が・・・・栽培中盤の果実(種子)が出来るようになると・・・
エネルギーを種子生産に回すので・・・根毛の産生が少なくなる!
「オートファジー」を行って・・・種子を作るようになる。
イチゴは・・・人間のために花を咲かせ・・・イチゴを実らせているのではない!
この自然の法則の前に、イチゴ生産者は・・・・成す術がない。
小手先の技術では・・・解決できることではない。
そういうことで、日本再生循環緑化研究所は、「菌根イチゴ」を人為的に作る発明をした。
光合成が・・・少ないときは・・・・
木材腐朽菌がイチゴにエネルギーを補給する。
そうすれば・・・・菌根は根が少ないから・・・培養土「根つまり」「酸欠」など起きないから・・・
元気は持続する。
「イチゴ満作 Kiwame1号」には。1kg 約4000キロカロリーがある。
このエネルギーが・・・イチゴに供給される。

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