最終蜜源植物 菌根イソギクの花。
11月から12月まで満開になる!
日本列島で最も遅く咲く蜜源植物。
北海道から九州まで同じ時期に開花する!
「イチゴ満作 Kiwame1号}
「イチゴ満作 源液」・・・栽培の四季成りイチゴ。
このおような「堅固」な葉であれば・・・・
病気もダニもつかない!
問題は、イチゴの光合成能力である。
エネルギーが足りないから・・・弱り目に祟り目。
紫外線カットフィルムハウスのラン。
「イチゴ満作 Kiwame1号}栽培のラン、シンビジューム。
40年間、ダニ、病害菌への薬剤散布を行わない。
カイガラ虫だけは年2回の薬剤散布。
蘭展会場の一部。
宇井 清太夢炎蘭展には、毎年約7万人の入場者。
薬剤散布は出来ない!
紫外線カットフィルムでも・・・アントシアン色素の花色であるが、
素晴らしい「発色」になる!
品種本来の「色」になる。
野イチゴの自生地の枯れ落ち葉


イチゴ。
最も安心、安全が必要な食べ物である。
しかし、イチゴ栽培現場では、最も農薬の使用回数が多い。
栃木県のイチゴの一年の農薬散布回数は52回、三重県41回、福岡63回、長崎65回・・・。
南の行くほど多くなる傾向がある。
この薬剤散布は・・・収穫前日まで行われている。
イチゴ狩りの観光いちご園でも同じである。
これを・・・子供が・・・摘んで・・・洗わないで・・・口に入れる!
イチゴの果実の表面は・・・なめらかではない。
種子の周囲が凹んでいる!
ここに農薬が溜まる。
これほど多くの薬を使えば、当然畑、培養土も汚染される。
土壌の残留農薬である。
イチゴ栽培の今後のことを考えれば、農薬、残留、土壌汚染は重大な問題である。
しかし、現在の栽培技術では、ほとんどの人が・・・解決できない。
ごくわずかな人が・・・無農薬イチゴ栽培に成功しているようであるが・・・来年のことは保証できない。
イチゴは、バラ科の多年草の草本植物である!
自生地では、誰も消毒などしなくとも、芽生えた場所、ランナーの子株が根を下ろした場所で、
永年生き続けてきた植物である。
その自生地は、非常に貧しい土壌環境で生きている。
そういう逆境に耐えて生きられる特性を持ったイチゴが、
作物として栽培すると・・・なぜ50回も、60回も薬剤散布しなければならないのか!
作物栽培の中に、大きな間違い、考え違いがあるのではないか???
イチゴは・・・品種改良の歴史が浅い植物である。
浅いということは・・・未だ野生の「草」に近いということである!
イチゴが人間に有用な植物でなかったら・・食べることが出来なかったら・・・
「雑草」の一つに過ぎない・・・・。
雑草と作物の違いは・・・人間に有用か、無用化の仕分けである。
病害虫に強いか、弱いかの仕分けではない!
自生地では、病害虫に弱い「草」ではない・・・イチゴは!
50回も薬剤散布しなければならない植物なら・・・地球という星で生き残れなかった筈である。
地球の自然は、植物にとって優しくはない!
それでも・・・生き続けてきた。
そのことから考えると・・・イチゴ畑というエリアは、地球の中で最も「汚い」「汚染」されたエリアである。
人間が畑にするまでは・・・清浄な自然の地球の地表だった。
なぜ畑にすると・・・清浄でなくなるのか??
正常でないところに害虫も、病害菌も侵入し、繁殖し、定着する。
作物に被害をもたらす病害虫というのは、ほとんど農業の人と共生している。
農業という商売が・・・誘致したものである。
地球の自然の地表と、人間が人工的に作った「地表」の違いが、薬剤散布の元凶である。
何処がどう違うのか???
地球の地表で植物が自生している場所には、必ず「枯れ落ち葉」「死骸」がある。
地表に・・・堆積する。
その場所には、必ず、それをエサにして生きる木材腐朽菌が生息する!
これが地球の地表における「法則」「原理原則」である。
そこには、木材腐朽菌が優占種となって構築した「菌生態系」「菌社会」・・・
菌ネットワークが構築されている。
畑にするということは、この永年かかって構築した菌ネットワークを破壊するということ。
無残破壊されたエリアに、多収穫のために、自然ではありえない・・多量の窒素が投入される。
堆肥も投入される・・・・。
木材腐朽菌と異なる菌が・・・下剋上のように・・・ハビコル。
地球の生物進化の中で、もっとも巨大な生物は「恐竜」でも「クジラ」でもない。
枯れ落ち葉、リターを分解する「木材腐朽菌」である。
最も強力な最強の地上の生物は「ティアラサウルス」であるが・・・地表を支配しているのは、
2億8000万年、地表を支配君臨している木材腐朽菌である。
木材腐朽菌が支配しているエリアでは、病害菌は・・・負け組菌である。
片隅で・・・細々と生命を繋いでいる菌である。
この理由で、林野では、野生の植物の病気が大繁殖することはない。
菌にも「村社会」「村の掟」がある。
それを、人間が破壊したものだから、菌に下剋上が起こった!
君主、政権交代・・・である。
病害菌から見れば「千載一遇」のチャンスである!
イチゴ畑の萎黄病、炭疽病、灰色カビ病、うどんこ病は、簡単には城を明け渡すことはできない。
この姿が・・農業から見ると・・・病害菌を根絶できない・・・となる。
薬を使えば・・・それを超える強かな菌を・・・作りだして対抗する。耐性菌の出現である。
バナナの「新バナナ病」である。
品種改良を・・・簡単に突破した。
バナナの「体内防御システム」も・・・簡単に乗り越えた。
人間の科学、化学農業では・・・打つ手がない状況である。
イチゴもバナナと同じ多年草であるが、バナナほど大きな「草」ではないから・・・
何とか太陽熱での殺菌で・・・薬剤散布でしのいでいるが・・・・・。
その結果・・・安心、安全なイチゴが・・・・作れない。
消費者の需要有っての「換金作物」である。
現在のイチゴ栽培法では、何時まで経っても・・・・ダメな、ダメなイチゴねぇ~。
ダメな農業ねぇ・・・である。
生産主導の時代ではに。
現在の農業の天敵は「消費者」・・・ともいえる。
害虫よりコワイ!
何百年続いた・・・老舗が・・・信用を無くし消える時代である。
イチゴの壁を破るのは・・・イチゴ業界内では出来ない。
いつの間にか・・・石垣イチゴ栽培から固定観念が・・染みついている!
壁を、限界を破るのは・・・これまでのイチゴ科学ではなくて・・・
別な分野から・・・突如うまれる。
現在、こういうことが世界中で起こっている。
自動車でも・・・電氣自動車、無人運転自動車・・・・ググールが参入。
以前は・・・カメラが・・・電器会社が作るものになった。
まったく、業界の村社会の発想からは生まれなかった・・・発想からの新技術である。
現在の・・・戦後から構築された農業の構造村社会の農業技術からは、
安心、安全・・・なイチゴは生産されない。
共選、共同出荷の・・・見かけ上の選別、仕分けと、安心安全なイチゴは、
全然・・・となる次元のものだからである。
病害菌は・・・目に見えない生物との関係である。
害虫も・・・地球の生き物だからである。
農業で作る畑は、地球の歴史が作り上げた地表の生態系を破壊するもの。
薬剤散布の問題の全ては、この地表の破壊から始まっている。
それを元に戻せないのが・・・現在の農業技術である。
農薬散布は・・・目先の応急処置である。
地球の自然に地表再現。
病害菌に拮抗菌は木材腐朽菌である。
イチゴ自生地の菌ネットワーク栽培。
自生地表再現イチゴ。 木材腐朽菌を主役にする
木材腐朽菌が主役として支配するイチゴ栽培!
この栽培法が、イチゴの土壌汚染、薬剤汚染を軽減、防止できる唯一の方法である。
木材腐朽菌は枯れ落ち葉からエネルギーを作れる菌である。
このエネルギーをイチゴが吸収すればよい!
現在の「根毛イチゴ」では、このエネルギーを吸収できないが、
自生地のイチゴと同じ「菌根」を持ったイチゴなら、木材腐朽菌が作るエネルギーを吸収できる!
光合成だけが植物のエネルギーではなかった!
木材腐朽菌と共生した「菌根」を持った自生地のイチゴ。
貧しい場所で生き続けられたのは・・・木材腐朽菌が作るエネルギーを調達したからである。
これからのイチゴ栽培は・・「イチゴを「菌根イチゴ」にして、
栽培現場に木材腐朽菌を生息繁殖させるために、
木材腐朽菌のエサになる「リグニン」「セルロース」を施与し、
木材腐朽菌を畑の主役、支配菌にすることである。
このようにすれば、土壌を汚染している農薬成分も、木材腐朽菌が分解し、
自然の地表のように・・・森林浴出来る清浄な土壌に再生できる。
イチゴ狩りのハウスが・・・森林浴のような清浄な空気になる!
現在の・・・イチゴの香りがしない・・・・空気では・・・未来はない。
更に、エネルギーが充分だから、堅牢な身体を作る!
ダニ、アブラムシ、アザミウマ・・・などの体液を吸う害虫は、
ほとんど吸引出来ないほどの葉になる!
つまり、エネルギーを作る木材腐朽菌こそ、最大、最強の「生物農薬」・・
「生態系農薬」である。
これまで「生態系農薬」いうことばが無かった!
生物農薬では・・・視野が狭い。
その生物も・・・生態系が破壊された条件では・・・ダニを食べ無くなるからである。
菌を菌で退治できないからである。
その意味で・・・木材腐朽菌は「生態系農薬」である。
これを、充分に効果があるようにするには・・・地球の枯れ落ち葉が堆積した「地表」にすればよい!
50回も60回も薬剤を散布するというのは・・・・おかしい!
育苗時代は・・紫外線カットフィルム下で行えば、ダニは不妊症になる!
日本再生循環緑化研究所では、5000坪でラン育種したが・・・
約40間ダニの薬剤散布を行ったことはない!
育苗期間中だけでも紫外線をカットすれば・・・・
卵が無いから本栽培ハウスでも・・・ダニの発生は・・・非常に少なくなる。
各病害菌と木材腐朽菌の拮抗関係は、別な項目で詳しく書いています。
ご参照ください
安心、安全なイチゴ。
糖度の高い、品質の良いイチゴは・・・・「菌根イチゴ」が作る!
木材腐朽菌が作る!
害虫について
作物と害虫の問題は、非常に難しい。
害虫も地球の生き物だからである。
しかし、イチゴで発生する害虫には、特に秋から春に発生する「ハウス害虫」は、
ハウス栽培という・・・自然界ではありえない・・・空間エリアで異常に発生することが出来る害虫に限られる。
別な言い方をすれば、ハウス栽培がもたらした「異常発生」である。
ハウス内が、願ってもない環境とエサがある状態。
この状態を無くせば・・・害虫の発生は抑えられる。
害虫のエサであるイチゴの問題がある。
多くの害虫にとって食べやすいイチゴ、葉というものは、どういうものなのか。
それは、軟弱な細胞で出来ている葉、果実である!
アブラムシ、ダニ、アザミウマのような体液を吸って生きる害虫は、
硬い細胞の葉からは吸引することが出来ない!
ハウス栽培のイチゴは、細胞壁が、葉の表面のクチクラ層が薄く、細胞壁が脆弱。
この僅かな違いを感知する素晴らしい感性とセンサーを持っている・・・彼らは。
蚊でも・・・刺されやすい人と、刺されにくい人がいる。
害虫のこの仕分け能力は、生き残るために持った特技である。
そうであるならば・・・堅固な細胞、クチクラ層、表皮を持ったイチゴを作ることである。
ここにこの栽培法の主題のエネルギーの問題が出てくる!
ハウス内のイチゴは常にエネルギー不足になっている!
害虫がエサに出来ないような「堅固」な「壁」を持った細胞を、
エネルギー不足で、澱粉不足で作ることが出来ない。
細胞壁のリグニン、セルロースは、澱粉を原料にして合成される高分子炭水化物だからである。
光合成で作られた澱粉は・・・種子作り、自身の呼吸作用、根毛作りなどに回され、
葉の組織を堅固に出来ない。
害虫は、こういう葉が大好きである。
栄養満点の害虫は・・・子供を多く生むことが出来るようになる。
大発生。
イチゴ作りは、この段階で・・・害虫が出たと気付く!
そこで薬剤散布。
生物農薬投入・・・・。食べるのに飽きるほど・・・ダニはいる。・・・それで効果がない!
小さな虫は、自然界では弱い虫である。
だから・・・生き残れる確率を計算して・・・ある時期に爆発的に子供を作る。
地球の自然は、害虫にとっても優しくはない・・・ことを知っているからである。
柔らかい葉。
現在のイチゴ栽培では、堅固な葉を作ることが出来ない。
これがイチゴの壁である。
現在の栽培法を続ける限り、薬剤散布を止めることが出来ない。
つまり、これからも安心、安全なイチゴを・・・国民に提供できないということである。
「無農薬イチゴ」。
生物農薬を行っても、「葉」を改造しなければ・・・退治することは出来ない。
こういうイチゴでは、体液を吸われ葉は衰弱するから「糖度の高いイチゴ」は出来ない。
栽培を断念して・・・打ち上げ。
観光いちご園も・・・早々と閉鎖となる。
「堅固」な細胞の葉を作るにはどうするか。
「菌根イチゴ」になる栽培を行う。
木材腐朽菌が生息する培養で植える。
エネルギーを根からも調達するので、光合成の澱粉を「葉作り」に使える。
非常に堅固な葉になる。
こういう健康な葉には害虫は寄り付かない。吸汁出来ない!
だから・・・大繁殖できない。
もう一つ裏技がある。
イチゴにつくダニは、紫外線が無い、弱い光の条件では「不妊症」になり卵を産まない!
育苗期の期間「紫外線カットフィルム」を張ったハウス内で育苗する。
ダニのいない苗を作れる!
この苗を定植すれば・・・春までの大発生を防止できる。
イチゴにつく(アカダニと呼ばれる)ダニは、ランにもつくが、
日本再生循環緑化研究所(最上蘭園)は、5000坪で栽培しているが、
約40年間に一度もダニの薬剤散布をしていない。 右写真参照。
一年通して紫外線カットフィルムのハウスで栽培している。
病害菌の薬剤散布も40年やっていない。
カイガラ虫の薬は年に2回ほど行っている。
イチゴのミツバチ受粉では、紫外線カットは出来ないから、
本圃での使用は出来ないかもしれない。
クロマルハナバチを使用する。
天窓、ハウス連結部を普通のフィルムを張れば、問題はない。
育苗期では全面UVカットフィルム下で行う。
簡単に説明すれば・・・
「弱り目に祟り目」。
日本でも・・・終戦後の食料不足の時・・・・・
シラミが大繁殖した! 発疹チウス。
国力が弱くなると・・・・・シラミが大繁殖する。
栄養失調の身体に・・・吸血鬼のシラミまで襲い掛かかる。
弱みを見せたイチゴには・・・・ダニも、アブラムシも、アザミウマも襲い掛かる。
これが生物界の掟である。
体力がないと・・・・細胞まで脆弱になる!
国力が無くなると・・・シラミまで襲い掛かる。生物ミサイルである。
先取防衛するには・・・エネルギー確保が先決である。
イチゴは、エネルギー確保の負け組植物。
バラ科植物であるが・・・桜、サクランボ、梨、梅・・・のように樹木になれなかった。
野の「草」である。
こういう植物を作物にするときは、多年草の草を栽培するときは、
自生地と同じように、枯れ落ち葉と木材腐朽菌を準備して・・・栽培すること。
多年草植物の作物が・・・病害多発で困っている。
バナナの「新パナマ病」。
アスパラガスの茎枯れ病。
玉ねぎの腐敗病。
イチゴの・・・・・・
一年草と、多年草を同じ栽培原理で行うからである!
多年草植物は地表の「菌ネットワーク」の中で生き続けてきた。
これが無視、削除されたとき、病害虫は大発生する。
弱った多年草植物の身体は、美味しい・・・エサだからである。
夏イチゴ、四季成りイチゴの安心、安全。
「イチゴ満作 Kiwame1号」栽培で「菌根イチゴ」にすれば、
「根毛イチゴ」ではできなかった・・・非常少ない薬剤使用での栽培が可能である。
右写真は、農薬ゼロで栽培した「四季成りイチゴ」、。
夏イチゴ栽培の受粉と最終蜜源植物
・
必ず、最終蜜源植物 「菌根イソギク」を畑の一角に栽植すること。
菌根イソギクは、日本列島で最後に開花するキク科植物、固有種です。
受粉を助ける、日本ミツバチ、クロマルハナバチ、ハナバチ、ハナアブ・・・などが、
今年の最後の花蜜を求めてブンブン飛んできます。
他に・・花が無いから・・・。
充分な食料を確保したハチ達は、翌年の春、元気で飛び立つことが出来ます。
クロマルハナバチは、生息地によって遺伝子が異なるので、
種の攪乱を防ぐためにも、栽培地に生息するハチを増殖することが大切です。
そのためには、冬の食料になる・・・最終蜜源植物を植えることです。
これは、イチゴだけの問題ではなく、野菜果実、果樹・・・などにも言えることです。
外国原産のハチで、受粉を行なうことは、望ましい姿ではありません。
使い終わったら全部・・・ハチを殺す・・・本当にそれが正しい農業なのか???
著作権所有者 宇井 清太
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itigo osenn