20年後。
電力の固定買取期間が終了したソーラー発電所が、
事業継続しない場合、放棄されたソーラー発電所、特に大面積のメガソーラーでは、
環境破壊の問題が出てくる。
これを防止するために、経済産業省では「事業継続の義務化」を行うようである。
メンテナンスを強化することで、長期にわたって事業継続できるようにしたい考え。
これまでは、20年を想定してソーラー事業を行ってきたが、
更に長期に事業継続しなければならなくなる。
この場合もっとも重要なことは「環境」である。
特に地面対策である。
雑草対策である。
どういう防草シートを使用するかも非常に重要になる。
長期に耐える防草シートは・・・日本にない。
必ず「張替」する必要が出てくる。
この場合、石油化学製品の防草シートでは、前に張った防草シートを剥がし、焼却しなければならない。
土砂、雑草、防草シートを「仕分け」しないと焼却できないという問題がある。
この仕分け、焼却処分に多大なコストが必要になる!
更に問題なのは、焼却に伴う炭酸ガス排出である。
東京ドームの何10個の広大なメガソーラーでは、膨大な量の防草シートを焼却しなければならない。
更に、生物生態系を考えれば、クローバー、リッピアなどの侵略的外来植物の栽植は厳禁である。
更に、非常重要なことは、ソーラー施設内枯草による火災である。
野立てソーラー地面には年々雑草が繁茂する。
30年後、40年後を考えると、広大なメガソーラーで発生する枯草は莫大なものとなる。
日本全国で一年間の山火事、野火の発生は3000件を超える。
2015年3月には、長野県の岡谷市で300ヘクタールの山火事が発生した。
この原因は墓地の「線香」から燃え移ったようである。
地域住民への避難勧告まで行われた。
野火、山火事のことを想定すると、現在の野立てソーラーは全くの「無防備」状態。
フェンスによって「初期消火」活動が妨げられることも想定される。
消火水・・・無い状態。
集中豪雨による鉄砲水まで起きる可能性もある。
20年以上の長期の間に、環境に関係する諸問題は多岐にわたる。
20年後も発電事業の継続義務化は
これ等の問題をクリアしなければならないということ。
発電のメンテナンスと、環境メンテナンスを並行して行わなければならない。
多くの野立てソーラーにおいて、環境対策のための改良工事が必要になる。
菌根イソギク緑化。
生分解防草シートでの防草。
この多岐にわたる諸問題をほとんどすべて解決できるのが、
生分解防草シートと菌根イソギクをドッキングさせた「すずかぜ 花 ソーラー」である。
環境共生ソーラー。
地域共生ソーラー。
日本再生循環緑化研究所の理念である。
これまで野立てソーラーで行われてきた雑草対策
1、コンクリート
2 砕石
3 木材チップ
4、木材チップと土壌のミックス
5 クローバー栽植
6 草食動物
7 リッピア
8 石油製品の防草シート
以上のような施工が行われてきたが、事業継続義務化で、30年、40年事業を行うことになる。
この長期間の地面メンテナンス、特に雑草対策が非常に重要になってきた。
長期の事業継続は、地域との係わりがより深くなるからである。
地域住民に深い配慮が必要になる。
このことを考えると、前記した雑草対策1~8の対策では、不十分である。
ほとんど30年、40年事業継続する場合「思わしくない」ことが浮上する。
必ず、改良工事を行う必要が出てくる。
問題が起こってから対処改良工事を行なうのか、事前に菌根イソギク緑化を行うかであるが、
当然、最初から行なう方が安くなる。
最後に行き着くのは菌根イソギク緑化。
日本には、地球には・・メガソーラー雑草防止できるのは菌根イソギクだけ。