人間の侵入を防げるが、枯草の炎を防げない。
　　　　　野立てソーラーの盲点である。

　

　

電力の固定買取。
　２０年・・・間違いなく入ってくる売電収入。
　収入を多くするにはソーラー建設費を安くすれば、するほど・・・
　収入は多くなる。
　誰が考えても・・・そういう計算になる。
　初期投資額・・・・。
　利回り。
　儲けるために行う事業だから当たり前の話。
　そういうことで、ソーラービジネスは激しいコストパホーマンスを繰り広げている。
　しかし、ソーラーは２０年である。
　安い建設費で造られた野立てソーラーに・・・・新たに別なリスク「落とし穴」がないのか。
　メンテナンス　フリー神話と、
　原発安全神話には・・・・共通点があるように思える。

　巨大な面積を施設を２０年保守維持管理して・・・初めて収入確保できる事業である。
　現在のソーラーに「落とし穴」「陥穽」が・・・ほんとにないのか？？？
　誰も・・・２０年の経験がないビジネスである。
　電気関係は・・・ある程度・・・想定できる。
　物理学、化学の分野だから。
　野立てソーラーもエンジニアの立場から構築され建設されるが・・・・
　それで野立てソーラー事業を２０年行えるわけではない。
　地面で、太陽の恵みのソーラーは、雑草という生物が・・・重大な影響を及ぼすからである。

　野立てソーラーは大地、地面に造る。
　しかも無人。
　大地、地面のことは農業の分野といってもいい。
　２０年の管理は土木とも・・・少し異なる。
　ソーラー業界から、雑草のご相談を頂くが、ほとんど植物の知識、技術、経験が皆無である。
　地球上の地面には、特に瑞穂の国日本の高温多湿の地面には、
　必ず雑草が生い茂る。
　これを想定しないソーラー建設。
　事業者も農業をやったことない人がほとんど。
　２０年に及ぶ大地地面の変化を・・・想定できない。
　その上に成り立つビジネスがソーラービジネスである。
　

地球環境を保全する再生可能エネルギーのソーラー発電所が、
その高邁な理念と乖離する場面も出てきたようである。
その原因の一つに「雑草」が浮上してきた。
雑草の枯草がソーラー火災を誘起することも懸念される。
ソーラー火災は、これまでソーラー業界で想定されなかったリスクである。
野立てソーラーでは・・・この野火、放火による火災が、今後深刻な問題なるだろう。
フェンスでは・・・これを防止できないからである。
ほとんどの野立てソーラーでは、フェンスを設置して外部からに侵入を防いでいるが・・・
防火対策はない。



利益確保の投資には、ソーラー火災とともに、この共生という概念がソーラー事業に欠如している。
太陽光発電というのは、自然に降り注ぐ太陽の光エネルギーを利用する事業である。
工場で物作りすることとは異なる事業である。
そうであるなら・・・前記の４つの共生は欠如してならない必須条件である。
しかし、ソーラー事業では、この共生を含めた建設費は・・・コスト増大になるからということと、
事業者が・・・認識しない、想定できない・・・ことから欠如されてきた。

この目に見えないものが、将来・・・必ず姿を現してくる。
これまで建設されたソーラーは、規模の大小にかかわらず、売電利益は・・・
机上の計算でしかないことになる。
分譲ソーラーの場合には、カタログと大きな乖離が生まれてくることが予想される


菌根イソギク緑化
　すずかぜ花ソーラーは、ソーラーの将来表面化する「環境共生問題」「景観共生問題」
　「地域共生問題」「生物生態系問題」を一挙にカバーするものとして開発した緑化法である。

これから新たに建設するソーラーは・・・
最初から「共生コストを」加算した設計をする必要がある。

ketujo1



















　　　　　　


　　　　　　　　　　一日でも早く、そして安く・・・少しでも多くの収入
　　　　　　　　　　　　この野立てソーラー建設の中で欠如されてきたものがある。
　　　　　　　　　　　　　　　　リスクマネジメントの中に欠落しているものがある。
　　　　　　　　　　　　　　　　建設後にじわじわと大きくなるリスクがある。
　　　　　　　　　　　　　　　　環境、景観、生物生態系、地域との共生である。
　　　　　　　　　　　　　　　　更に・・・「ソーラー火災」である。
　　　　　　　　　　　　　　　　野立てソーラーでは、今後、この共生、防火マネジメントの問題が浮上する。