晴天の夕方の表面の状態。
この状態で約1cm下は「オシボリ」程度の
湿度を維持する。
ここまで乾燥するから、夕方潅水できる。
この乾き具合なら、安心して着生ランも栽培可能である。
ペクチンが発現するから・・・・。
朝の表面の状態。
オシボリ程度の湿度になっている
鉢の表面は常に「オシボリ」の湿度を維持し、
SUGOI-ne2号ゴールド栽培の、理想的な湿度
になる。
この湿度であれば「カツオブシ」製造にはならない!!
この湿度を作るために・・・・
ポリ鉢、プラ鉢に植えたり、素焼鉢にポリ鉢をカバーする。
どうしても素焼鉢に植えたい人は、
このやり方が失敗がない。
「カツオブシ」にならない!!
素焼鉢の底1から2cm水に浸すと、
素焼鉢の毛細管現象で「オシボリ」の湿度になる。
この湿度であれば、着生ラン、地生ラン、野生ランの
ほとんどのランで、SUGOI-ne2号ゴールドの
ベストな湿度になる。栄養生長期には、この状態の
湿度に葉上からの潅水を適宜加える。
休眠期では、非常に潅水の回数を減らすことができる。
この湿度であれば着生ランであっても「根腐れ」は起こらない。
根にペクチンが出ている湿度だからである。
この湿度を保持しながら、葉上からの潅水をランの種類
で加減すれば、楽してラン栽培が可能である。
上の図は、これまで行われてきた腰水栽培と同じです。ただ水を浅くするところが異なります。
目的が異なります。
SUGOI-ne栽培の底面水栽培は、温度を下げるためのものでなく、
素焼鉢の鉢底の乾燥を防ぐ目的です。
この考え方は、
素焼鉢の毛細管現象を利用して、受け皿の水を素焼鉢を利用して上まで上げ、
SUGOI-neに水を補給するというものです。
この給水は、SUGOI-neが膨張することによって、鉢の内面とSUGOI-neが密着し、
鉢とSUGOI-neも毛細管現象がスムースに行われることによって、
初めて可能になった。
このやり方は、シクラメンなどで行われている底面潅水法と同じですが、
シクラメンでは、全然上からの潅水は必要ないが、
ランでは、葉上からの潅水が絶対必要です。
なぜなら、ランの葉は、夏に葉温が高温になり、この高温の葉を冷やすために
夕方行う必要があるためです。
夏のランの潅水は根に水を与えるためのものではなく、葉の温度を下げるためのものです。
葉の水を掛ければ、ランの葉は漏斗なので、必然的に葉からコロコロ下に流れ落ち、
根に吸収されることになります。
この雨水を葉に受けて、根元に流し落とす・・・このシステムがランなのです。
鉢底を程よい湿度にするためです。
したがって、潅水のクセが「少ない」人とか、旅行に行く時とか、窓際の乾燥しやすい場所の鉢、
多湿を好むラン・・・などに非常に良いです。
注意するところは
鉢底が1、2cm水に浸るようにすること。
鉢内の「鉢かけ」「発泡スチロール」の高さ以上に水槽の腰水を絶対に深くしないこと。
深く水を入れると、鉢内のペレットにまで水が浸ると多湿になるからです。
このようにすると、素焼鉢の毛細管現象で、鉢底の水分が鉢の上部に上昇し、
この水分がSUGOI-neに浸透し、カラカラの乾燥にはならない。
潅水は鉢の表面がオシボリの湿度になった時充分潅水する。
これで、ほとんどのランは栽培出来る。
栄養生長期
ほとんどのランで適当な湿気が常に保たれるので、潅水が非常に楽。
ほとんどのランが最高の生育になる。
休眠期
この湿度で根腐れは起こらない。
鉢への潅水を非常に減らすことができる。
SUGOI-neがこのようなことができるのは、絶妙な毛細管現象を具備しているからである。
この毛細管現象は、SUGOI-ne製造する時、樹皮の細胞壁を破砕して得たもの。
水ゴケの細胞壁は堅牢である。
この細胞壁の違いが、SUGOI-neと水ゴケの違いである。
水ゴケ栽培では「腰」まで水につけなければならない。
この水の深さが災いして、多くのランに適用することは出来ない。
しかし、SUGOI-ne2号ゴールドは鉢底1、2の水の深さで充分である。
素焼鉢の毛細管現象による水の吸い上げは、
大体5号鉢で、鉢の高さの半分程度までである。
SUGOI-ne2号ゴールドなら、この高さまでの毛細管現象で充分である。
SUGOI-ne2号ゴールドの毛細管現象が、この水分を鉢全体に行きわたらせる。
細胞壁の硬い水ゴケでは・・・不可能なことである。
この湿度保持は、非常に調子が良い。
ご試作オススメ!!
鉢底穴を網で塞ぐ
鉢底面水、1、2cmにする。
受け皿、水槽
鉢カケ、発泡スチロールなど
SUGOI-ne1号、2号ゴールド、スーパードリーム
素焼鉢
SUGOI-ne栽培で最も多い失敗は素焼鉢植えの乾燥による失敗である。
これを防ぐには、乾燥に負けない潅水、素焼鉢にポリ鉢をカバーすることなどがありますが、
これから紹介する「素焼鉢底面水栽培法」も一部の人が大成功しているという情報を頂いているので、
それをご紹介いたします。あくまでも「ウラワザ」としての技術です。
著作権所有者 宇井清太
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SUGOI-neのウラワザ
「素焼鉢底面水栽培法」
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