7年11月15日 木曜日 16:52:22 写真 箭内敬典
約30日後11月12日のプロトコーム状態。
プロトコームが大きくなって、葉が分化寸前である。
関連した事項
ダンボール播種法
ネジバナ、ウチョウランなどは用土にダンボールを混合すると発芽することが知られている。
ダンボールは木材が原料。
これを混合した場合、日本に普遍的に生息する材木腐朽菌がラン菌となって発芽する。
この発芽に関係した菌が、他のランでもラン菌に、例えばヒマラヤのCymbidiumのラン菌になったという報告はない。
ニオイエビネが発芽したという例はないようである。
ウチョウランの日本シュンラン親鉢播種法
鈴木吉五郎氏が発見した播種法で、日本シュンランに共生しているラン菌でもウチョウランが発芽出来るということ。
この菌で他のランが発芽した例はないようである。
ウチョウランの山ゴケ混合播種法
山のコケを用土に混合して播種すると発芽するということ。
カンラン、シュンランの用土に松の朽木を混合すると生育よい。
カンランで山に播種すると、そこで発芽するという
腐生ランのオニノヤガラをナラタケ菌で発芽に成功した。
以上のようなものがあるが、ラン菌入りのコンポストはSUGOI-neが世界初のものである。
洋蘭、東洋ラン、野性らんの多くの種で、素晴らしい生育を示すのは、SUGOI-neのみである。
世界には26000以上の蘭科植物が自生するが、そのほとんどのランに適合するラン菌、
コンポストということである。
宇井清太のラン菌の新発見によって、ラン界は新しい世界に入った。
このことを正当に認知しないといけない時代になった。
ラン界は科学で進歩発展した業界である。
であるが、このことを無視している一部のものがいるようである。
今後の蘭界の発展を阻害するなにものでもない。
SUGOI-neの実証は科学である。真実である。
現在のラン栽培が完成しているどころか、ランから見ればプロローグ、序の口である。
この視点に立って一つ、一つ再考しなければ更なる発展はない。
その一つにラン菌の働きを、もう一度根本から究明しなければならないということ。
SUGOI-neの開発で、ようやく、そういう研究ができる土台が出来てきたということ。
ラン界は1960年のモレル博士のメリクロン技術開発以後、全然進歩が見られなかった。
そのメリクロンの明と暗の狭間で、産業化への対極としてマニアックな「原種」が仕掛けられたに過ぎない。
新種と珍種漁りの自己満足と優越感のみ。
原種の園芸は19世紀で終っている園芸である。
原種園芸の限界である。何も生まれない・・・・・。
科学に背を向けるものは、いづれ衰退、淘汰されること。
そういう意味でSUGOI-neは革命的なのである。
そういうことである。
SUGOI-ne1号
カンランのリゾーム発生。
7年10月8日 月曜日 11:03:02 写真撮影。
宇井清太
カンランも成功するかもしれない。
皆さん実験してください。
CD-ROM ご覧下さい。
宇井清太新発見の「ラン菌」の培養。
この菌がSUGOI-neに入っている。
自生地の炭素循環を再現する。
SUGOI-ne源液
宇井清太新発見のラン菌濃縮液。
突然変異株由来の植物活性成分入り。
蘭科植物、腐植性植物、その他の植物に
非常に効果が見られます。
鉢表面の白いものは・・・・
ラン菌の菌糸である。
SUGOI-ne源液の散布と生油粕。
生油粕はラン菌の「エサ」として与える。
肥料と考えないで「餌」と考えて下さい。
当然「糖」が出来る。
この糖がラン菌によってプロトコームに供給される。
自生地のラン菌による炭素循環が、鉢内に構築されたことによって、
多数のプロトコームが発生した。
日向土、鹿沼、杉皮などはラン菌が生息しないから、
当然炭素循環はない。これまで発芽できなかったのは、
当然である。エビネが泣いているのである。
ニオイエビネ「霧の香り」SUGOI-ne1号植え、親鉢の表面に多数のプロトコームが発生。 一部のものは発芽している。
内部にはもっと多数のプロトコームがある。 宇井清太新発見のラン菌による発芽が実証。SUGOI-neは自生地再現。 ラン菌による炭素循環による「糖」。
不織布による散光(散乱日射)。オシボリの湿度保持。
SUGOI-ne1号
ネジバナは簡単に発芽します。
上の写真はSUGOI-ne2号ゴールドのエビネバック吹かしの
鉢に発芽したネジバナ
ネジバナ発芽の菌でニオイエビネが発芽するのであれば
簡単なのですが、この菌で発芽できなかった。
多くのランに共通するラン菌、宇井清太新発見のラン菌が、
ようやく複数のランに共生することが解明された。
他のランで実験してみてください。
山堀株の時代ではない。
ニオイエビネのように山に行っても山にランはないのでは、
なんともならない!!
だから、種を蒔くより他にない。
そういうことである。
SUGOI-ne 最新情報
考察
今回の成功について
宇井清太が新発見した「ラン菌」が、本当にラン菌であるという証明。
科学には普遍的な実際の証明例がなければならない。
以上のことから宇井清太は2006年にSUGOI-ne1号単用によるCymbidiumの播種を行い、
プロトコーム形成、発芽を観察して、少なくとも宇井清太新発見の「ラン菌」が、
Cymbidiumのラン菌になりえることを証明した。
今回、箭内敬典氏のSUGOI-ne1号による「ニオイエビネ」での発芽成功は、
他のランにおいても「ラン菌」になりえることを証明したものである。
試験に使用したニオイエビネ品種「霧の香り」は、御蔵島の山どり株で、
その採集履歴の正確な年月は専門家に譲るとして、少なくとも30年以上?にわたって、
「ラン菌」なしの日向土で継代培養された株の分け株である。
このことから、今回の試験は「親鉢播種」であるが、発芽に関係した「ラン菌」が、
御蔵島由来のラン菌であるということは考えにくい。
以上のことから、今回の発芽に関係した「ラン菌」は、宇井清太が新発見した「ラン菌」で
ある確率は極めて高いと考えることが出来る。
その他のランでの発芽試験
2006年宇井清太によるCymbidium発芽成功によって、他のランでの播種試験が
行われているようである。
ラン菌とランの共生関係、環境条件は微妙であり、その全てを短時間で解明することは
困難を極めることであるが、宇井清太のCymbidium、今回の箭内敬典のニオイエビネでの
成功は、一つの突破口とるものである。種子からプロトコーム形成にいたるまでの
環境条件、播種法に共通点がみられるからである。
ヒマラヤを自生地とするCymbidiumと御蔵島などの極めて限られたエリアの自生する
「固有種」であるニオイエビネが、同じ「ラン菌」で発芽を見たことは、ラン科植物の種の違い、
自生地の違いと、ランの進化における 「ラン菌」との共生関係の謎に迫るものである。
この成功例は、温帯を自生地とする他の多くのランに於いても、成功の可能性を示すものである。
温帯性のランには「発芽抑制物質」が存在することが知られている。
無菌培養での発芽率、無発芽の多くは、この「発芽抑制物質」によるものと考えられている。
エビネにおいても、無菌培養が容易な種から、ニオイエビネのように「難発芽」なものがあり、
今回の箭内の難発芽性の「ニオイエビネ」での成功は、発芽抑制物質とラン菌との関係解明
にもつながるものである。
今後の展望について
温帯に自生するランには、絶滅危惧種のランが多くあるが、
この保存、自生地再生は、この発芽抑制物質が壁となり困難な状況にある。
ニオイエビネはその最も顕著な例であろう。
エビネブームの中で僅か2,30年で御蔵島のニオイエビネは「絶種」した。
ニオイにとって、最も怖い病害菌は「ヒトの愛好心」と「ヒトの欲望心」であった。
御蔵島において、ウイルスもナンプ菌もニオイは怖くはなかったのである!!
絶種して・・・気付いたときは・・・後の祭り。
ニオイエビネは、細々と余命を生き継ぐ状態である。
無菌培養は簡単ではない。
一部の業者が成功しているようであるが、成功率は安定していない現状である。
ニオイはウイルスに弱い。
難発芽性。
自生地再生どころか種の保存すら危うい。
将来とも「純血種」を保存出来るのか?
極めて絶望的である。
他種との交雑で・・・・DNAを保存する方向もあるが、これでは御蔵島を再生できない。
この問題は「カンラン」「アツモリ」「ウチョウラン」などの問題でもある。
ニオイエビネの大発展と隆盛について
今回の箭内氏のSUGOI-neによる発芽成功によって、
エビネの世界、業界が一新する可能性が出てきた。
日本固有種のニオイエビネが純血種のシブリングによって多彩な美による大発展が可能になった。
誰でも簡単に育種増殖できる道が開けたからである。
当然、SUGOI-ne植えならウイルスもナンプ病も回避できるからである。
ウイルス、ナンプ病の問題は「発芽できない」コンポストで植えてきたから出てきたものだからである。
最初からラン菌入のSUGOI-neで植えれば・・・・自生地と同じだから発生しないのである
僅かな年月でCymbidiumウイルスがニオイエビネに伝染蔓延することなど、
宇井清太45年Cymbidiumを5000坪栽培してきたが考えられないことである。
エビネ業界の人がウイルスに・・・そこまで無知だったというのでなければ・・・・。
皆さん、箭内氏のご好意を無にしてはならない。
惜しみもなく最新の技術、情報を公開してくれた。
何時の日か・・・・御蔵に里帰りさせてください。
SUGOI-neなら・・・・自生地を再生できる。
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ご注文が集中しております。
最新の技術です。これでニオイエビネ、その他のランで種を蒔いてください。
不織布
SUGOI-ne源液
ニオイエビネの難発芽性について
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←はプロトコームを示す
培養資料
交配月日 2006年4月16日
交配親 御蔵紫王 × 霧の香り (ニオイエビネ × ニオイエビネ)
播種親鉢の準備
2006年6月25日、親鉢(霧の香り) 日向土からSUGOI-ne1号に植え替え。
SUGOI-ne1号を吸水させたものと乾燥した状態のもの1:1混合。
元肥としてマグアンプK。
丸エビネ鉢帯入り(ウ泥4号)鉢。
屋外管理
寒冷紗50%遮光、不織布二重張り下で管理。
潅水
植え替え後10日間毎日潅水。その後乾燥状態により1週間に2から5回潅水。。
6月までは朝潅水、7月から9月は夕方ホースの蓮口で水道水を潅水。
月一回SUGOI-ne源液1000倍を散布。
月一回尿素3000倍液を散布。
追肥として生油粕6月、7月、8月各1回。
種子の準備
2006年9月24日、採種は無菌播種にも使用するために、鞘が開く前に早どり。
御蔵紫王 × 霧の香り (ニオイエビネ × ニオイエビネ)の種子
播種
2006年10月1日。
発芽試験として下記の3方法で行った。
1 SUGOI-ne植え親鉢(霧の香り)の株元に播種。
2 フラスコ 無菌播種。
3 日向土の親鉢に播種
播種後の管理
播種後は2007年5月5日まで室内管理 無加温。
1月2月は、時に−2℃まで下がった。
日中の温度10℃前後で推移。
潅水
室内管理の間は乾き具合を見て霧吹き又はジョウロで潅水。
月一回SUGOI−ne源液1000倍を潅水。
2007年5月5日 屋外栽培へ。
寒冷紗50%、不織布二重張りした栽培。
潅水
乾燥状態により週に2から5回。
6月までは朝。7月から9月までは夕方ホース蓮口で水道水を潅水
月一回SUGOI-ne源液1000倍を散布
月一回尿素3000倍液散布。
追肥として生油粕を6月、7月、8月一回。
2007年8月5日
プロトコームらしきもの発見?
2007年 8月26日
発芽確認。
2007年 10月6日
本写真撮影。
試験対照のフラスコ無菌培養、日向土親鉢は10月5日現在でプロトコームを確認していない。
以上
この貴重な写真、培養テーターなどの掲載に当たって、
箭内氏より許諾を得て本ホームページに掲載するものです。
7年10月7日 日曜日
15:22:19 宇井清太
この試験についての詳細な説明は箭内氏にお願いすることになりますが、
箭内氏の個人情報はここには掲載しません。
箭内氏の住所、電話番号などは宇井清太にご連絡ください。
著作権所有者 箭内敬典
原図肖像権所有者 箭内敬典
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箭内敬典
2007年10月7日 日曜日 15:22:19
驚愕の新技術生まれる ニオイエビネの新世界を創る!!
SUGOI-neによる「ニオイエビネ」播種に成功 第一報
箭内敬典
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