ラン菌が大繁殖して、SUGOI-neの養分を奪ってしまい、葉が黄色になることがある。
これを防ぐには生油粕をラン菌の「エサ」として与える。
そうすると自生地の炭素循環が再現し「糖」がランに供給され、元気になる。
当然、油粕の窒素も養分としてランに吸収されることになる。
SUGOI-neは自生地再現したコンポストです。
養分が豊富に含んでいる。
しかし、この養分をラン菌とランが奪い合いする。
特に温度の高いとき植えた時。
この養分の収奪戦ではラン菌にランは負ける。
夏はSUGOI-neでは窒素飢餓が起こる。
井戸水、水道水を潅水している場合は、
窒素分がないから特に起こることになる。
尿素の液肥5000倍位を潅水代わりに与えると、
窒素飢餓を防ぐことが出来る。
生油粕を与えると、非常に上手くゆく。
SUGOI-ne栽培では、絶対にカラカラの乾燥させないこと!!
カツオブシ製造で・・・・葉が黄色、根はボロボロになります。
ランを元気にするのは肥料ではない。
自生地の炭素循環による「糖」である。
糖がランのエネルギーの基である。
SUGOI-neはこの炭素循環を再現した。
これを継続させるには
SUGOI-ne源液を与えて、生油粕を
ラン菌の「エサ」として与える。
これで完璧。
注意
SUGOI-neの鉢に、微生物が入っている液肥を与えるのは厳禁です。
その微生物でSUGOI-neのラン菌が台無しになる危険があるからです。
魚、動物の死骸、組織からランの肥料を作る場合、嫌気性菌による腐敗、発酵による場合が多く、
ラン菌によるランへの養分供給とは異なります。
水ゴケ、バーク、軽石などには与えても良いですが、SUGOI-neのラン菌のこと考えると、
生きている嫌気性菌がいるラン肥料は与えないで下さい。
尿素、生油粕で充分です。
P、K、その他の成分は全てSUGOI-neに含んでいます。
足りなくなると思われるのは窒素成分です。
この意味で、尿素、生油粕が良いのです。
生油粕が臭い、不潔と思う人は、マグアンプ、ロングでも良いです。
マグアンプはアンモニア態窒素です。
ロングは硝酸態窒素です。
液肥としては
尿素。
ハイポネックス(硝酸態窒素)
上の写真はSUGOI-ne鉢に生油粕を与えたもの。
生油粕にSUGOI-neのラン菌が大繁殖した状態。
自生地の炭素循環の糖がランに供給され、
非常に健康な株になる!!

SUGOI-neで植えると最初は素晴らしい生育と根張りがする!!
しかし、その後、葉が黄ばんでくる。
このようなご質問が少し寄せられます。
非常に初歩的なことなので、SUGOI-neの使用マニュアルには記載しなかったのです。
この多くは潅水不足によるSUGOI-neの「カツオブシ」である。
SUGOI-neのラン菌が水分、養分を奪った状態である。 大失敗参照 クリック
ランは根張りが一番の問題で、根が素晴らしい場合は、それ以外のことはどうにでもなる。
植物というのはそういうものなのである。
肥料分が不足すれば与えれば良いこと。
作物、植物栽培では、元肥、追肥、お礼肥、寒肥・・・・・の言葉あるように、
植物の顔色を見ながら施す。
肥料というのは極めて危険なものである。
一歩間違うと・・・大失敗につながる。
作物は収奪する。
段々と土壌が痩せてくる。
収奪する収穫物というのは、土壌から奪った成分の塊である。
N,P,Kは勿論のこと微量要素。
当然欠乏が起こる。
だから肥料を施さなければ、収穫が激減する。
リービッヒの最少律の法則である。
以上が作物の施肥の基礎理論である。
ランは作物でないから「収奪」はしない。
だから、自生地では誰も肥料など施さない。
枯れ葉などの有機物循環、連鎖と雨水の尿素などで生きられるようになっている。
ランはこのような「肥料」環境の中で生きている。
ところが、ラン栽培は、水ゴケ、軽石、バークなどで栽培されてきた。
どこにも有機物の循環、連鎖はない。
ヒトが肥料として与えなければならない。
ランといえば・・・・即「肥料」が頭に浮かぶ。
そういう状況下で作られたランの葉は・・・・自生地のランの葉よりも「濃い緑」である。
一口に言えば「糖尿病」の葉色である。
園芸店で売られている花の葉は・・・・とにかく「どす黒い緑」である。
なぜか?
消費者は・・・どす黒い緑の葉が・・・・栄養万点で元気が良いと思って、
そいいう鉢を買うからである!!
健康な葉というのは「黄緑」である。
でも、そんな「黄緑」の葉の鉢物など・・・・殆どの人は買わない。
SUGOI-neは自生地再現コンポストである。
殆どの野性らんでは無肥料でも栽培出来るものである。
だが・・・・
濃い緑になれた人から見ると・・・・無肥料では・・・・葉が黄色に見える。
だから、肥料に関しては正確にマニュアル作ることは出来ない。
欲が出て・・・だんだん量が多くなる。
ランに稲のような面積あたりの「標準施肥量」はない。
根腐れする限界まで与えるヒトもいれば、
その1/3のヒトもいる。
1 ランの種類の基準の葉色。
ランの種類によって葉色に大きな差異がある。
椿と桜の葉色の違いを見てください。
2 品種による基準の葉色。
同じCymbidiumでもアルビノと普通種では大きな差異がある。
3 光による葉色にも大きな差異がある。
同じ30000ルクスでも、直ぐに黄色になる品種もあれば、変わらない品種もある。
4 肥料が敏感に葉色に影響する。影響に大きな差異がある。
相当経験をつまないと種類、品種本来の葉色の基準になる色が解からない。
ここに肥料の問題が出てくる!!
それで・・・多く与えすぎて糖尿病のランにしてしまう。
きれいな色の花にならない。
高芽になる。
芽ばかりどんどん出て花芽が出ない。
病気が出る。
根が腐る。
これまではラン菌がないコンポストだったから、みな肥料に頼った。
SUGOI-neにはラン菌がいる。
養分はラン菌が供給してくれる!!
SUGOI-ne栽培の肥料の量と考え方
一年目の肥料は・・・・ラン菌繁殖のために与えるような感じ。
水ゴケ植えの1/2〜4/5位与える。
二年目の肥料は・・・・ラン菌がSUGOI-neを徐々に分解供給するという考え方。
一年目より少なくて素晴らしい生育になる。
水ゴケ植えの1/2位が適当のようである。
三年目の肥料は・・・・水ゴケ植えの1/2位が適当。
以上が無難な与え方である。
肥料の種類と葉色
葉色を最も深い緑にする・・・・・尿素、バグアンプ、IB化成
葉色を薄い緑にする・・・・・・ロング、ハイポネックスなどの硝酸態N。
中間の緑にする・・・・・・生油粕。
葉色を急いで濃い緑にするには
マグアンプの置肥。
尿素の液肥。葉面散布。濃度1000倍。
株を内面から元気にするには
SUGOI-ne源液 1000倍液 液肥代わりに。
秋にはSUGOI-ne源液を10日ごとに与える。花芽が出る鉢には与えない。
夏ばてを急速に回復できる。
これは肥料でなく「糖」の問題。
ランは肥料で作るのではなく、
炭素循環の糖で作ることを考えて下さい。
栄養生長期の盛んに細胞増殖している時期は窒素が必要ですが・・・・
SUGOI-ne植え
葉が黄ばんでくる原因について
konnposuto 310