軽石ミックス栽培のフラグ。
  SUGOI-ne源液とSUGOI-ne肥料で
  ラン菌が繁殖し、元気を取り戻した。
  「糖」のエネルギーが不足して株が衰弱する場合が多く。
  こういう株に肥料を与えれば、消化出来ない硝酸態窒素の過剰吸収で、
  根腐れ、ナンプ病誘発が起こり失敗する。
  ランの栄養は・・・糖である。
宇井清太
SUGOI-ne栽培と肥料

 SUGOI-neは自生地再現したコンポストだから、原則として無肥料でも栽培出来る。
 理論としてはSUGOI-neにラン菌が含んでいるので、ラン菌がSUGOI-neを分解し、
 自生地と同じ成分の雨が降れば、無肥料でも栽培出来る。

 しかし、現実には、SUGOI-neは排水、保水、耐久性の問題から、2、3年腐植が進行しない
 ように作成され、ラン菌によるSUGOI-neの分解が、自生地における枯れ葉が腐葉土になる
 スピードより遅い。更に、日本のラン栽培は自生地の雨水と異なり、潅水は水道水、井戸水
 による潅水が行なわれている。当然水道水には肥料分はあってはならない。

 以上の理由で、SUGOI-ne栽培でも、ランの種類、品種、生育ステージによって肥料を与えたほうが
 より優れた生育を行う。

 
色々な肥料が必要なくなる
 
 SUGOI-neは生の樹皮で製造している。当然のことであるが、生の樹皮には植物生体の
 殆どの成分が含有している。
 このことが、殆ど無肥料に近い水ゴケ、バーク、軽石などのコンポストと根本から異なる。
 これまでは、ランは以上のような無肥料の「用土」の関係から「肥料」で作るような栽培が
 行なわれて来た。
 この栽培家の要望に応えて、ラン用の肥料は非常に多くの種類が開発され販売されている。
 これがSUGOI-neの開発で殆ど必要なくなる。SUGOI-neは一つの革命である。
 「生油粕」と「尿素」で殆どのランが最高に作れるのである!!
 これこそ究極の自生地再現のラン栽培である。

 SUGOI-neが普及してラン栽培の標準コンポストになった時、ランは「糖尿病」から開放され、
 健全な身体をもった株になる。
 「病気」からも開放され、本当ランの世界が拓かれることになる。

 SUGOI-neが普及すれば「肥料」が売れなくなる!!
 そういう問題が起こるかもしれないが・・・・・
 その分、ランが普及して株が沢山売れればよいのではないか?
 ラン店はランが普及してこそ商売繁盛になるのである。
 ランが枯れるから消費されるから繁盛すると言うのは・・・・本末転倒である。

 SUGOI-neはランの「王道」をゆく・・・・。



  尿素の知識はここにクリック


 SUGOI-ne肥料について
  SUGOI-ne肥料はSUGOI-ne1号と生油粕を約1:1で混合したものです。
  SUGOI-neのラン菌を繁殖させるために「生油粕」をラン菌の「餌さ」とするものです。
  この場合の「生油粕」はランの肥料として考えるより、ラン菌の餌さと考えて下さい。
  ラン菌が繁殖した後は、当然油粕に含んでいるN,P,K、その他の養分は二次的にランの肥料になります。
  つまり、自生地における炭素循環を鉢に構築するために「枯れ葉」の代わりに「生油粕」を使用するのです。
  
  SUGOI-ne肥料は
  1 水ゴケ、軽石、バークなどのSUGOI-ne以外の栽培鉢に使用する。
     この場合は、栄養生長の始めに与えると、速やかにラン菌が生油粕を栄養源として繁殖し、
     ラン菌が生息する鉢にすることが出来ます。
     自生地再現することになります。
 2 SUGOI-ne栽培鉢の場合は。
     SUGOI-ne鉢は二年目になると、初期のような活性成分養分の欠乏が起こり、ラン菌の働きが弱くなります。
     SUGOI-ne肥料を与えることによって養分を補給し、新しいラン菌の菌糸が繁殖して、
     SUGOI-neの老朽化を防ぐことになります。

 いづれにしても、SUGOI-ne肥料と命名しましたが、この肥料は、ランの肥料というよりも、
 ラン菌の餌さ・・・として、ラン菌を繁殖させる目的に使用してください。
 その後に、ランが肥料分を吸収出来るという一石二鳥を狙ったものです。
 SUGOI-ne源液とその効果は同じになりますが、SUGOI-ne源液は速効、
 SUGOI-ne肥料は緩効ということになります。

 2者併用であれば、更に効果が見えることになります。


 輸入した株の回復には。
  肥料では回復できない。
  肥料が効き始めるのは新しい根が伸びてからだかである。
  このとき、SUGOI-ne栽培で、SUGOI-ne源液を与えれば、
  直ぐに糖が聞くから、これをエネルギーにして
  急激に回復する。

  ブドウ糖注射というのは・・・・動物も、植物も同じである。
  ただ植物にブドウ糖を鉢に注いでも効果がない。
  そこで葉面散布となるが、尿素のように大きな効果は期待できない。
  ラン菌が供給する「糖」なら・・・・もの凄く効く!!

  自生地に里帰りしたことになる。

  特にバルブのないランには・・・・
  この炭素循環による糖が効果がある。
  写真のCymbidiumのバルブ形成までの2年間は、
  単茎種のランと、全く同じ生育パターンだからである。
  全然別の進化のようであるが、
  原点は、種子からプロトコームにあり、
  同じDNAの支配の下で生命を育むでいるからである。


 SUGOI-neによって・・・・
  ランの世界は今後一変する!!



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理想的な肥料の与え方
 ランのSUGOI−neの与え方が解かってきました。
 自生地における炭素循環を再現する糖と肥料の両方を与えれば素晴らしい生育をするということです。 
 SUGOI-neは自生地を再現した「ラン菌」が生きているコンポストである。 このことを第一に考えることです。
 SUGOI-ne植えも二年目になると「ラン菌」の活力が少し衰えてくる。 これを活性化させる必要がある。
 ランを元気にさせるには、ランより先にパートナーのラン菌を元気にさせることです。ランはラン菌が行う炭素循環
 の「糖」が必要です。ラン菌はSUGOI-neのセルロース、リグニン、ペクチンを分解し、ランが吸収可能な糖にして
 ランに供給する。ランを元気にするエネルギーはは肥料の窒素ではない。あくまでも「糖」である。勘違いしてはならない。

1 栄養生長期の始めに「SUGOI-ne源液」を与える。
   SUGOI-ne源液には宇井清太が世界で初めて発見した「ラン菌」が高い濃度で生きておりますので、
   SUGOI-ne源液を約1000倍に薄めて与えます。
   SUGOI-ne源液にはラン菌が大繁殖するための養分が入っているので、約1週間でラン菌が鉢内に
   大繁殖いたします。

2 
SUGOI-ne源液を与えた3〜7日に「生油粕」又は「SUGOI-ne肥料」を与えます。生油粕は「肥料」と考える
  のではなく、ラン菌の「エサ」と考えて下さい。ラン菌がものすごく「生油粕」が好きで、素晴らしい効果があります。
  SUGOI-neは生の樹皮を原料としているので、植物に必要な成分、活性成分、ホルモンなど殆ど含んでいるので、
  「生油粕」の養分で充分なのです。当然油粕の窒素、燐酸、カリは肥料として、その後に効くことになります。
    注意、発酵油粕は与えないで下さい。ラン菌が台無しになる可能性があるからです。
     
   ◎ 生油粕を与えられない場合は
       SUGOI-ne1号 + マグアンプを混合して与える。(SUGOI-ne1号には豊富な養分が含んでいる)
         この場合はSUGOI-ne1号をラン菌は「エサ」にします。
   与える量  (生油粕は4号鉢で2本、3本指でつまむ程度)
     SUGOI-neはラン菌がSUGOI-neを分解して、この養分をランに供給するようになります。
     (自生地炭素循環再現の養分循環) したがって、水ゴケ、バーク・・・などの半分程度の量で充分です。    
     ラン菌の仕事は燐酸を吸収出来る燐酸にしてランに供給することです。ここがSUGOI-neのスゴイところで、
     燐酸というのは、これまでのコンポストでは燐酸固定でほとんど吸収されなかった。
   与える回数
     種類、品種、下記3の尿素の液肥の与え方でも大きく左右されます。
     多肥のCymbidiumで3回ほどなので、殆どのランが1,2回で充分です。
     野性らん、原種などでは殆ど無肥料でも生育をするのですが、生油粕を1回2回は与えたほうが無難なようです。
     水道水、井戸水を潅水する場合は、与えなければなりません。雨水には「尿素」が含んでいるから、
     自生地では無肥料で生きられるのです。バルブのないラン、パフィオ、コチョウラン・・・肥料切れに注意すること。
     下葉が黄色になるのは肥料が足りない証拠です。
3 尿素の液肥を与える。
     ラン菌はものすごく「尿素」が大好きです。稲妻が合成する「尿素」。ラン菌もランも尿素を「窒素」にして生きている。
     ものすごく効果があります。3000から8000倍に薄めて10日から15日に1回の割合で与えて下さい。
     8000倍程度であれば、潅水度に与えても良い。雨期のスコールには薄い「尿素」が含んでおり、
     ラン菌もランもこの尿素で生長するように進化したからです。SUGOI-ne栽培ではSUGOI-ne源液と生油粕と尿素で
     素晴らしい生育になります。他のものは必要ないようです。ラン菌の炭素循環、尿素の窒素循環が再現しているから。
       注意、 液肥の中にはラン菌でない微生物が含んでいるものがあります。
            このような液肥は使わないこと。ラン菌が台無しになります。
4 2回目 SUGOI-ne源液と生油粕(生油粕は4号鉢で2本、3本指でつまむ程度ラン菌のエサとして与える。))
    1回目の約1ヶ月後に2回目を与える。 注、生油粕にラン菌が繁殖した後は肥料となる。
5 3回目SUGOI-ne源液、生油粕 (生油粕は4号鉢で2本、3本指でつまむ程度)
    2回目の約1ヶ月後に3回目を与える。  
6 肥料を止める時期
    花芽が出る時期に置肥も液肥も止めます。
    栄養生長を続けている苗は引き続き与えます。
 SUGOI-ne源液の効果について
  2006年に1万本ご利用いただき実験していただきました。ニオイエビネの発芽成功は、ラン菌による炭素循環が
  自生地と同じように鉢内で行われるということが実証されたことなのです。
  その結果、SUGOI-ne植えの鉢だけでなく、水ゴケ、バーク、軽石植えの鉢に与えた場合、素晴らしい効果があること
  が実証されました。やはりランは「ラン菌」を待っていたのです。
  SUGOI-ne源液には宇井清太新発見の「ラン菌」が多量に生息しています。ラン菌との共生関係が実現し、
  自生地が鉢内に再現されたことによって健全な生育になったのです。健康な株こそラン栽培の根本です。
  ラン菌が善玉、病害菌が悪玉、負組になって病気を追放するのです。自生地では誰も消毒などしないのです。
  自生地再現というのは、そういうことなのです。

 SUGOI-ne源液とSUGOI-ne肥料の与え方
          
 自生地の炭素循環を再現する
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