カンランの自生地復元の仕事。
 大量の実生苗の育成は10年、20年単位の年月が必要。
 Cymbidiumのメリクロンも開発に4年。
 それから市場への軌道に乗るに約10年を要した。
 夢は引き継がれてゆくもの・・・・

 東洋ラン界に・・・そんな夢を持つ人、若い人いないか?
 カンランの「サラブレッド」を作る夢だ・・・・・。


 将来の展望
  このカンラン、シュンランで成功すれば、
  同じ技術で他の殆どのランで・・・・無菌培養でプロトコームを形成することが出来れば、
  直ぐに応用可能になる。
  本当はSUGOI-neに直蒔きして多数発芽すればよいことであるが・・・・・。
  並行して研究する必要がある。
  2006年8月6日 日曜日 現在で、Cymbidiumの直播で37個のプロトコームを発見したので、
  更に播種床を改良すれば・・・・。

  
上の写真
  材木腐朽菌の菌糸蔓延の中から発芽した状態。

写真左
  大きなプロトコームを形成する。
  直径約5mm。

  SUGOI-ne1号では、小さなプロトコームを育てる
  栄養分があり、養分を供給する蘭菌がいるということである。
以上のようなことから、上記のような増殖法が考えられる。
これまでのコンポストでは出来なかったことが、SUGOI-neではできるかも知れない。

ここまで乱獲し、絶滅に近くなれば・・・・
アレコレ言っている時代ではない。
現在の東洋ラン界のメンバーの平均年齢は何才?
次の世代のことを考えると、これから先どうなのか。

蘭文化を創り上げてきたのは「山堀り」の名品発掘であったかも知れない。
だが・・・・・
山に行っても・・・もはや・・・・何処にもない・・・・状態では、
新品種の登録は続かない。
山堀りは価値があって・・・・SUGOI-neで作出した花は・・・価値がない?
そんなこと言っても・・・山には・・・・ナイ。

宇井清太は今年から基礎実験を始める。
全国の皆さん。
種子を稔らせてください。
今年の冬に・・・・多くの皆さん・・・カンランの交配してください。
可能性は・・・相当の確率である!!

誰か。
大面積でやるみる人いない?
宇井清太のノウハウ・・・全て開放する!!
10年後、20年後を目標に!!
宇井清太66歳。
時間が宇井清太には・・・・残されていない。
残念でならない!!
左の写真は昨年Cymbidium親鉢播種の
2006年6月27日 火曜日 現在の発芽状態である。
SUGOI-neの中でリゾーム化した状態から発芽してくる。

この状態は、寒天培養上のプロトコームとは明らかに異なる組織である。
液体培養の時の柔らかい巨大なプロトコームに似ているが・・・・
根は既に菌根化している。
 写真はSUGOI-ne1号によるCymbidium親鉢播種で発芽した状態。
 この姿こそ自生地におけるCymbidiumの発芽の姿ではないかと思う。
 今年のSUGOI-ne1号の実験で、SUGOI-ne1号の材木腐朽菌がラン菌になることが実証された。

 この材木腐朽菌を利用すれば、カンラン、シュンランの大量増殖が可能になる。
 そういう可能性が開けてきた。
 非常に面白い技術が生まれる可能性がある
 日本原産のカンランは絶滅に近いといわれる。
 山で花咲いている株は・・・殆どない!!
 坪のリゾームから出る小さな株が採取の対象になっている!!

 宇井清太も過去に多くの人に頼まれて、カンラン、シュンラン、中国のランの、
 無菌培養を行なったことがある。
 そこで問題になるのが、プロトコームのリゾーム化であった。
 カンラン  X  大型シンビ
 カンラン  x  エリスロティラム
 このような交配では(熱帯地方から進化したヒマラヤ系の原種を親にする大型シンビ)
 大型シンビ、エリスロが優性になり、リゾームの発生はない。
 これはシュンランの場合も見られる。

 カンラン x カンラン
 シュンラン X シュンラン
 中国、台湾原産の第二グループに属する東洋ランと総称されるランにおいては、
 進化の過程で、春夏秋冬の気候の変化の中で、発芽する為のシステムを構築した。
 春に受粉し秋に種子が完熟。
 春まで発芽を待つシステム。
 更に・・・・腐生ランのように地中でラン菌との共生でリゾーム状態で、
 何年も生きつづけてから芽を出す。
 Cymbidiumの中には、葉を持たない腐生ランの「マヤラン」 C,macrorrhizonがある。
 カンラン、シュンランのリゾームが地中で、ラン菌と共生し、光合成なしで生きられることは、
 マヤランがCymbidium属であることを見れば、不思議なことではない。
 キビシイ環境の自生地を考えれば、地上に葉を伸ばして光合成するよりも、
 むしろ、豊な材木腐朽菌の世界に寄りかかって生きたほうが楽かも知れない。

 SUGOI-ne1号の材木腐朽菌がラン菌になる!!
 カンラン、シュンランのリゾームにとって、寄りかかるに最高の条件ではないか?
 このように考えれば、次に書くような技術が想定できる!!

 1  カンラン、シュンランの種子を無菌培養する。
 2  発芽したプロトコームまたは小さなリゾームをSUGOI-ne1号に埋める。
      注意  SUGOI-ne1号の材木腐朽菌は急激に繁殖するときは、
           ランのプロトコーム、リゾームも融かす場合があるので、
           2,3ヶ月前から準備しておく。
 3 発芽

      問題。
       これは予想であるが、プロトコーム、リゾームの発育段階が重要かもしれない。
       どのステージで埋めるか。
 
       埋める時期。
       培養温度。
          種子の無菌培養の場合、培養温度は25℃でCymbidiumは培養するが、
          春夏秋冬の温度変化はどうする。


 2006年8月6日 日曜日 15:38:32
   この方法での実験開始。
   

 
世界初めて
発見記録

2006年6月20日 火曜日 15:26:20
 3個目のプロトコーム発見。
2006年8月4日 金曜日 9:47:46
 次々に発生して合計で8個。
 虫の食害に合うものあり。
8月6日
 別な播種トレーも37個発見。
 続々発芽してきたという感じ。
 全部写真に撮る。

 これで偶然発芽したということでは
 なくなった!!
  SUGOI-ne1号単用によるCymbidium 播種試験  発芽に成功
  2006年6月10日 14:57:58
ダンボール播種法。
  野性らん界において「シラン」「ネジハナ」などでダンボール培地で発芽することが実証されている。
  他には鈴木吉五郎先生が発見した・・・ウチョウランのシュンラン親鉢播種で成功している。
  それ等の播種法と今回の宇井清太が成功したSUGOI-ne単用、新発見の材木腐朽菌による
  播種法の意味するものは根本から異なるものである。
  「シラン」「ネジハナ」「ウチョウラン」は日本原産の野性らんである。
  シュンランも日本原産。
  それらの日本原産のランは、日本に生息している「菌」を「ラン菌」として利用しているのかもしれない。
  ダンボール播種法で、ランが発芽するのはなぜか?
  この意味がこれまで理解出来なかった。
  今回のSUGOI-neで発芽を見たことは、ダンボールもパルプであることから、日本に普遍的に生息
  している材木腐朽菌が関与しているとも考えられる。
  今回の成功によって、材木腐朽菌が「ラン菌」になりえることを実証した。
  ランの進化から考えると、新参者のランが、世界中何処にでもある身近な材木腐朽菌を利用した
  のかもしれない。生きるために、したたかな関係を結んだのかもしれない。
  今回の成功は日本にあった材木腐朽菌がヒマラヤのCymbidiumのラン菌になりえたことを実証した。
  それは、この材木腐朽菌が、多くの種類のランの発芽の可能性を秘めていることを示している。

  この技術を宇井清太は秘密にはしない 。
    多くの人が多くのランで実験していただきたい。
    明日のラン世界を拓いてください。
    ランは進化である!!
  

  注意
    SUGOI-ne1号で発芽したのは、ランの基本を知っているからである。
    深い知識。
    豊富な経験。
    確かな技術。
    この三つを身につけなければ、この小さな芽が花開くまで成長することはない。
    それには「根作り」「葉作り」の基本をこのホームページで勉強してください。
    「紫外線」「ペクチン」「葉の温度」を勉強してください。
    それから「材木腐朽菌」。
  
上の30x20のA4紙トレーに播種。この面積に2個発芽したということは、自然界ではランの群生地になる!!
左の写真は
 SUGOI-ne1号のラン菌でリゾーム状の状態から発芽したCymbidium

Cymbidium属のシュンラン、カンラン、ホウサイランなどを
無菌実生すると、培養基上でプロトコーム、またはプロトコーム
の形成を見ないでリゾーム状になり、何年も培養基の中に潜り
生きつづけるものがあるが、このSUGOI-neの蘭菌の助けを借りた
プロトコームからリゾームへの変化した形状は、明らかに異なる。
この状態でラン菌との関わりを深くもち、培養基での発芽のスピード、
苗の丈夫さに於いて、
既に自然の発芽、生育はこのようなものであることが推察される。
無菌の培養基、液体培養の形状とは、全く異なるものである。
プロトコーム内にランキンが生息して、著しく肥大している。
発芽しなくても「腐生ラン」のように行生きつづけている個体もある。

この状況から推察できることは、栽培が極めて困難な「腐生ラン」の
ツチアケビ、マヤランなどもSUGOI-ne1号で栽培可能かもしれない。
更に・・・腐生に自生する多くの野性らん・・・キンラン、ギンラン、
チドリ類、ツレサギソウなども栽培繁殖可能かもしれない。
上の写真説明
SUGOI-ne1号の材木腐朽根添加によるCymbidium 実生。

培養基にSUGOI-ne1号抽出液を添加。ハイポネックス培地。
糖は材木腐朽菌の急激な繁殖を抑制するために水1Lに3g。
SUGOI-ne1号の宇井清太新発見「材木腐朽菌」を添加培養。

この実験からSUGOI-ne1号の材木腐朽菌が「ラン菌」になりうる
ことを推察できたが、自然状態で発芽可能かは不明であった。
なぜなら、SUGOI-ne1号には糖を始めとする植物生体の殆どの
成分が含まれており、このことは自然界では他の雑菌も容易に
繁殖出来るからである。

自然界は多種の微生物の世界である。
SUGOI-neの材木腐朽菌のみの世界を作り出すのは容易なこことではない。
キノコ培養の手法でも、材木腐朽菌が大繁殖する期間は、
ランの種子にとっては大敵である。
種子をも融かしてしまう。
ここに自然界の掟が存在する。

自然ではランは無数の種子を広範囲に撒き散らす。
運命的なラン菌との遭遇、そして環境条件で初めて発芽する。

このCymbidumの根は「菌根」であることが今回の実験で証明された。
自生地再現。
無肥料のラン栽培。
少肥料のラン栽培が可能になる!!
ウイルスがマスクされるかも知れない!!
 昨年の親鉢播種の6月12日の状態。
 次々にアチコチから芽が出てくる。
 SUGOI-neは革命である!!

 宇井清太はSUGOI-neニュースでも記しているように、
 ラン栽培を原点から、コンポストという根本から、
 日本の、世界のラン栽培の大発展を目標にSUGOI-neを開発しました。
 ランとラン菌との関係は、誰でも知識として知っていながら、
 実際の栽培ではコンポストに「ラン菌」を求めたものはいない。
 誰も多くのランの種類に共通する「ラン菌」の研究開発を行ったものはいない。
 蘭界のエアーポケットとして未踏の領域として残されてきた。


 この実験の成功は世界に例を見ないものである。
 この成功が、ラン栽培の改革は当然として、無菌培養出来ない多くのラン、
 特に「絶滅危惧種」のランに光明をもたらすかもしれない。
 そして、SUGOI-neによってランの大普及ということが現実のものとなる。
 
著作権所有者 宇井清太   無断引用、転載、コピーを禁じます

  2006年6月12日 月曜日 12:05:27

   世界初大発見!!
     SUGOI-ne1号の播種床でCymのプロトコーム2個発見。
     これはSUGOI-ne1号の宇井清太新発見の材木腐朽菌が「ラン菌」になる
     ことを実証したことである。
     SUGOI-neの最大の課題は、
     宇井清太新発見の材木腐朽菌が「ラン菌」になり得るかということであった。
     今年の研究試験は、これを究明するために行った。
     それが見事に「ラン菌」になり得ることを証明した。
     大型Cymbidium の種子で成功したことは世界に例を見ないものである。

     昨年の試験はドミーが行った「親鉢播種法」であり、発芽に成功したとしても、
     関係した菌が親鉢由来のものか、SUGOI-neの宇井清太新発見の菌によるものか
     同定できなかった。
     
     そこで今年は親鉢を用いないでSUGOI-ne1号単独の播種床を準備した。
     その播種床で見事にCymは発芽し、写真のようなプロトコーム2個を形成した。
     既に葉緑素も認められる完全なプロトコームである。

     この実証によってSUGOI-neは、ランのコンポストとして夢の究極の
     ものとして実証した。

    
    
   宇井清太新発見 材木腐朽菌
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