2015年9月10日の関東、東北を襲った記録的な大豪雨は、
大災害をもたらしたが、その中にソーラーに大きな影響を及ぼした。
こういうことが起こり得ると想像されながらも・・・・
ソーラー発電は・・・一つの投資物件であることから、利回り、投資資金回収に重点を置いて
自然災害、環境破壊リスクは削除されて建設されてきた。
ソーラー発電所は電気を作り販売して利益を得るところ。
この一点に絞れば、環境も、地域住民も関係ない事業所である。
事業者から見れば、利益追求投資だから最少の投資は当然のことなのであるが・・・・。
しかし、世の中の見方、価値観が多様化して、一口で片づけることが出来ない時代になっいる。
地球の未来を護る再生可能エネルギーがー、方向を誤ると環境破壊になることは、
このホームページでも当初から記してきたことである。
投資物件としてのソーラーに潜む危ういものが、この豪雨が白日の下に曝すものとなった。
環境破壊ソーラー!
メディア、テレビの報道で、国民の心に「刷り込まれ」た。
非常に業界にとっては・・・ネガティブな空気であるが、
しかし、考えてみれば・・・早かれ遅かれ・・・環境問題は大きくなることであったともいえる。
天災・・・。
この言葉で乗り切れない・・・・時代が来た・・・?
地域住民の目は一層厳しいものになると予想される。
住民説明会を乗り切るには、これまでより更に誠意を尽くさなければ・・・・。
ソーラー事業の成否は・・・地域住民が握っているともいえるかもしれない。
9月10日を境にして、ソーラーと取り巻く環境は激変した。
逆に・・・この事態をビジネスチャンスととらえる思考もある。
いち早く・・・住民から絶賛されるソーラーを建設して・・・
新電力、企業アッピールする方向もあるかもしれない。
今後は・・・環境破壊するソーラーは・・・住民に受け入れらることは・・・絶対にないからである。
それならば・・・どこよりも早く・・・。
既設のソーラーは「改良」「改善」を行う必要が出てくる。
これから新設するソーラーは、これまでと違って、建設当初から・・・住民が納得、絶賛するソーラーを
建設しなければならなくなるだろう。
最低限・・加害者にならないようにしなければならない。
そういうソーラーを作るには、それ相当の投資が必要になる。
当然、これまでの利回り、初期投資回収年月が長くなる。
しかし、加害者になった時のリスクを考えれば、当然必要な資金設計である。
新電力会社の旗艦ソーラーなら・・・一度加害ソーラーになれば、
その影響は計り知れないものになる。
天災はソーラー事業者は、多くの場合「被災者」であるが、時として重大な「加害者」になる。
そういうリスクがあることを、9月10日の豪雨は国民に知らしめるものとなった。
山林、傾斜地の造成による土壌流失 ・・・ 緑化、防草シート、水路整備
雑草繁茂 ・…………………………緑化、防草シート、草刈
野火・…………………緑化、草刈
除草剤による土壌流出・・・・・・緑化、防草シート
以上の項目は、雑草が関係する環境破壊、災害である。
いかにソーラーにとって雑草対策が重要であるか理解できよう。