枯れ落ち葉よりスゴイ・・・SUGOI-ne
これまで自生地における枯れ落ち葉の炭素循環、窒素循環を説明してきた。
この理論からSUGOI-neを開発した。
だが、この理論のみでは、ランの株分け後の衰弱を急速に回復させることは出来ない。
バック吹かしで強い芽を出させることは出来ない。
根腐れ株を急速に回復させることは出来ない。
なぜなら、自生地では、誰も株分けなど行わないからである。
バック吹かしなど行わないからである。
根腐れなど起きないからである。
枯れ落ち葉をペレットにしても、急速に回復させることは出来ない。
水ゴケ、バークより・・・少し良くなるだけである!
SUGOI-ne開発では、ここのところが問題であった。
前記の問題を解決するには、枯れ落ち葉に変わる素材を探す必要がある。
ラン菌の供給する養分に加えられる養分を含有する植物素材である。
「生の樹皮」。
これを原料に使うアイデアが浮かんだとき、SUGOI-neはほぼ開発に成功した。
樹皮
広葉樹の樹皮、針葉樹の樹皮。
樹木の種類によって、樹皮の性質、成分は大きく異なる。
更に、量産可能な樹皮が木材業界から出るものでなければならない。
国内で伐採される木の種類の中で量産可能なものは何か。
こういう検証が必要になる。
生の樹皮には、外皮の材木腐朽菌が繁殖しづらい部分と、
栄養豊富な「形成層」が含んでいる。
SUGOI-neでは、この二つの層でつくる。
形成層には植物生長ホルモン、オーキシン、カイネチンをも含んでいる。
多くのアミノ酸も含んでいる。
酵素を補助するコウエンザイムQ10のような成分も含む。
更に微量要素も含む。
澱粉、糖も含む。特に広葉樹の樹皮には多量の糖を含む。
この形成層をも利用することで、枯れ落ち葉を超えたSUGOI-neが完成した。
枯れ落ち葉には、ほとんど植物ホルモンが含まない。
SUGOI-neと枯れ落ち葉の違いはこのところである。
SUGOI-neで植えると、翌日から葉の光沢が異なる。
急激に株が回復する。
バックから2本も芽が出る!
根、バルブの表皮、茎の表皮から前記の養分、ホルモンなどが吸収されるからである。
植物生長ホルモン、植物発根ホルモンは植物体内の澱粉を分解し、
光合成、呼吸作用のエネルギーを作る。
この作用で、SUGOI-ne栽培の株分け株は、急激な回復を行う。
形成層に含まれている全成分は、毎日の潅水で水に溶出するから、
これが、体内に吸収され利用される。
ここまで記すと、これまでの水ゴケ、バーク栽培が、
なぜ株分け後作落ちするのか理解出来よう。
SUGOI-ne栽培は、株分け後の作落ちを、革命的に解決できる。
それには、水分が必要なのである。
乾燥させてはならない!
形成層の養分が、水に溶けて吸収されるからである。
だから・・・常に「オシボリの湿度」である。
この湿度では、どんなランも根腐れは起きない!
だから、SUGOI-neでは、5月から9月の期間は、
雨の降らない日は、ほとんど毎日潅水すると大成功する。
ベテランのラン栽培者は・・・・
宇井清太の開発理念をわからない。
ラン菌による炭素循環をわからない・・・。
これまでの固定観念・・・・ガチガチで凝り固まっている!
蘭界も高齢化社会。
この先どうなるのであろうか。
ランの「おくりびと」大繁盛の・・・ラン葬儀屋大繁盛時代????
栽培者があの世に旅立てば・・・遺株は・・・即、殉死!
この姿を・・・悲しみ、憂いる人はいない。
無惨・・・。
SUGOI-neは・・頭の柔らかい人、若い人から使って欲しい。
若い人が参入しない業界は・・・必ず衰退する。
それが、明日の蘭界である。
絶対そのようなことであってはならない!
残念ながら、蘭展を行っても、この問題は解決していない。
なぜだ??
このことを・・・検証する最後の時期にきているのではないか????
こういう現状から・・・・ランを救うために開発したのがSUGOI-neである。
こういうことであるが、ラン界にSUGOI-neの抵抗勢力が存在するようである。
小さなことを針小棒大に言って・・・SUGOI-neダメという。
そんなことより、地球の自然の法則を論じるのがラン界のあるべき姿である。
人の山、他国の山から株を掘ってきて儲ける商売など、
誰でも出来ることである。
そんな商売は・・・19世紀で終ったプラントハンター商売である。
こういう中で・・・ランは枯れてゆく・・・。
これからは、ランを助ける、保存するラン栽培である。
これまでのラン栽培法は・・・お蔵入りなる。
それが、進歩である。
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