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秋に訪問したときは、非常に元気良い姿の鉢が多く、さぞラン展では素晴らしい花が期待できると拝見しました。やはり、ラン展には見事な作品が多数展示されました。
その中の一鉢が見事 会長賞のグランプリを獲得されました。この個体は原種であるが素晴らしく立派な花ですが、原種の風情が残るように作られています。
山形ラン友会の大30回展示会は、1月9日ー15日まで山形大沼デパートで開かれました。30年前のことを思うとランも大衆化したとおもう。雪の降り積もる山形での第1回の展示会は驚きの感動の会場であった。あれから30年、ランの品種のレベルは向上し、女性のパワーが全開の会場になった。男のラン作りと女性のそれとは根本が違うようである。こころが込められた作品がそろった。栽培のレベルが年を追うごとに向上し、栽培の困難な原種に挑戦して、見事に作り上げるようになった。何事も勉強である。いい作品を拝見できたラン展であった。
 
Catt トリアネー
山形蘭友会 ラン展
全ページ私が企画、デザイン、編集、製作しております。簡単に作れますので、ラン界の発展のためであればどんなことでもさせて頂きます。是非このページをご利用下さいますようお願いいたします。

                             最上オーキッドガーデン    宇井 清太                 
初めて咲いた実生新花
山形の冬は雪が降り積もる。一月は凍てつく銀世界。
雪国のラン作りの想いは暖地のそれとは大きな違いがある。雪のこんこんと降り積もる空間に別世界の華麗な色彩が舞うーーーー。山形ラン友会のラン展は毎年1月に開催される。

今回の訪問では、時期がレリア パープラタの開花期でないため、桜田さんの素晴らしいパープラタの花達を紹介することは出来なかったけれど、再度訪問して、1月の蘭展出品の花達を掲載・・・・・。そしてパープラタのコレクションの全貌も掲載したい・・・・・。そんな想いを起こさせる素晴らしい生育であった。新春のラン展には素晴らしい花達がたおやかに咲きにおうだろう・・・・・。
ランはやはり趣味で作るものーーー。私の格闘のようなランとのかかわりは、ランの持つ「たおやかさ」が何時の間にか失ってしまう。本当の姿が見えなくなってしまう。ランは他と競争して咲いているのではないのに・・・・。桜田さんの温室にはランと共生の「いやし」のような時間の宿りを感じた。

                                                             宇井 清太  記
速報  山形蘭展
 見事  桜田さん   グランプリ 獲得
山形市郊外の自然が残る居宅をお尋ねしたのが10月下旬。庭先の多くの植物が、巡り来た秋を感じて彩っている中に、ランの温室が花好きの終着駅のように建つ。中に入ればカトレア系のランが所狭しと千数百鉢。植え込みの安定した手練の管理が行き届いた鉢が元気良い。ランは環境で生きるので、温室に一歩入れば、その人のランとの共生関係が見えるものですが、桜田さんとランはバランスのとれた日々の関係で、趣味のランの至福の姿と想う。
レリア パープラタの変種コレクションが50種を超える・・・・。
その素晴らしい花たちを見ることは出来なかったけれど、必ず咲いてくれる株立ちであった。
山形蘭友会
桜田 喜代子さん
ランを何年も作っていると、はじめはいろいろ集めるが、自然とこころに響き合うランが見えてくるものです。桜田さんのレリア パープラタのコレクションを拝見すると、やはり、レイアの自生地の風とか、光などが、レリアの持っている「たおやかな華麗」が、桜田さんを魅了するのでしょうか。ラン作りも個性きらめくのが本物であろう・・・・。
今年の春には、レリアのこころ映えが人を呼んで、この温室に横浜ラン友会 有馬不二子さん、奈良の川辺佳津子さんが集う。ランというのはそういうものであろう。レリアに魅せられた三人。ランの世界も女性のパワーと感性が満開!
自生地から何万キロも離れた異郷の山形で「レリア談義に花を咲かせる」三人。美に国境はない。「奇は美なり」である。一つのことにこだわるのは奇に見えるものですが、「レリア パープラタといえば奈良の川辺さん」。カトレアの原種コレクション、交配といえば有馬先生。このページに是非、有馬さん、川辺さんの素晴らしい花を掲載したい・・・・との想いが深くなった。ランというのは、自立した個性を煌かして生きる花である。こだわりはーーー個性の発見である。小さな変異も見逃さないーーーー。素晴らしいコレクションは奇を美しいと感じるところから生まれる。レリア パープラタは「たおやかな個性」を無造作に風に揺らす。
どんなランでも花を開くのに何年もかかるので、待つ、想う・・・・楽しさ。桜田さんの温室にも、小さな苗が「めんこく」生きる。桜田さんの目線が見える育て方。このページもどう育てるか・・・・。

山形蘭友会の洋蘭展は1月中旬。今回も桜田さんの素晴らしい花が会場を飾る・・・・だろう。
10月下旬なのにぼつぼつ咲き始めて、花芽の発見に新たな嬉しさを抱く季節。カトレアのシースは作る人の心をもつつむ。冬から春は、この温室は花に満たされる・・・・。
                  
第1回


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