メリクロンはPLBをカットして増殖するため、その微細な切片には大きな切り口、傷がある。
この傷口にナノ銀粒子がどういう作用・・・薬害を及ぼすかが大きな問題であった。
この試験では2000ppmという非常に高い濃度で処理したが、その後の培養経過中に
薬害、生育不良など見られなかった。
対照区の一般に行われているメリクロンとの違いは見られなかった。
これによって、クリンルーム、クリンベンチなどの無菌空間を作る必要が無いメリクロン処理法が実証された。
又、2000ppmという非常に高い濃度でも薬害が見られなかったことから、
実際の栽培において、植物体の浸漬処理などによる体内菌の防除においても薬害が少ないと考えられる。
このことは貴重な植物の細菌性の病害をナノ銀粒子溶液浸漬処理で防除することが出来ると考えられる。
事実、2008年、全国の多数の実験でこのことが実証されている。
2008年10月18日の状態
完全に無菌化。
薬害が見られない。
2007年11月23日処理
Cymbidium メリクロン
ナノ銀粒子溶液 2000ppm 処理区
著作権所有者 宇井清太
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08年10月18日 土曜日 16:40:25
ナノ銀粒子溶液による
Cymbidium メリクロン
その後の生育
宇井清太
nanoginn 1a