枯れ落ち葉を供給する樹木が全然無い
シバザクラ公園。自生地には絶対に無い
光景、風景である。
不毛の枯れ岩場に堆積した数ミリの枯れ葉土壌に
生育するシバザクラ。
菌根シバザクラなら、自生地再現だから、
コンクリートの60度以上場所でも
夏負けしない。
菌根を具備しないシバザクラ。
夏の高温、乾燥、長雨が続くと、
根毛が死ぬため、地上部は
枯れあがる。
木材腐朽菌と共生した
「菌根シバザクラ」の菌根。
外生菌根根菌の木材腐朽菌が
根に共生すると根毛は発生しない。
木材腐朽菌の菌糸が根毛の役目を
引き受け、遠くから養分、水分、
酸素、糖を運びシバザクラに供給する。
夏の乾燥、高温、光合成不足、
対策を行なっている。
自生地シバザクラは木材腐朽菌と
共生することで何万年も生き続けてきた。
木材腐朽菌が生息していない
用土のシバザクラの根。
根毛が発生し、養分、水分を
根毛で吸収する。
この根毛は乾燥、多湿に弱く、
夏の乾燥、高温で短時間で死ぬ。
夏シバザクラ弱るのは、この根毛が
死ぬからである。
シバザクラの自生地。
紅葉したアパラチアン山脈。
この不毛の岩場の裂け目、窪みに
シバザクラは自生する。
僅かな枯れ落ち葉が土壌化したところに
根を張る・・・。

自生地にシバザクラは材木腐朽菌と共生した菌根である。
これまで市販されてきたシバザクラは菌根を持っていない!
世界で初めて、菌根を持った苗を作ることに成功した。
園芸界は・・・これから菌根苗の時代になる。
菌根を持った苗を作ることは園芸、農業界の・・・永い間の夢であった。
しかし、誰も、どこも大量生産出来なかった。
日本再生循環緑化研究所 宇井清太が世界で初めて大量生産育苗技術を開発成功した。
菌根シバザクラが革命なのは
地球上の陸上の植物は枯れ落ち葉、植物死骸の中に生きている。
これは、植物であれば必ず、生きている上で新陳代謝を行わなければならないので、
多年草の樹木、宿根草は枯れ落ち葉を、一年草では死骸が地表に舞い落ちたり、倒れ堆積する。
晩秋の雑木林、イチョウ並木の枯れ落ち葉を連想すれば理解出来よう。
シバザクラ。
この生長の遅く小さな植物も当然枯れ落ち葉の中で生き続けてきた。
シバザクラは多年草である。
同じ場所で・・・約30cuの小さな、限られた場所で永年生き続けなければならない宿命。
このような状態で生き続けるには、特別な何かを持たなければ不可能である。
2年草、多年草(樹木を含む)には、同じ場所生きるための「何か」を具備している。
それが「菌根」である。
その菌は木材腐朽菌である。
この枯れ落ち葉を分解する菌と共生した菌根を持つことである。
同じ場所で栽培すると連作障害、イヤ地が起こる農作物が多い。
しかし、シバザクラの自生地では、こういうことが起こらない。
近年、アスパラカスなど多くの植物で、毒素を出して他の植物の繁殖を抑制する・・・
アロレパジーが発見されている。
しかし、畑で起こることが自生地では見られないか、少ないのは、
木材腐朽菌がダイオキシンを分解するように、フェノール性物質(アレロパジーを起こす成分)を、
分解する能力を持つと思われる。
植物は、木材腐朽菌と共生することで連作障害を回避し、同じ場所で永く生き続けるのではないか。
この木材腐朽菌がラン科植物以外の多くの植物の共生菌根を作る菌であることを、
日本再生循環緑化研究所が世界で最初に発見した。
しかし、これまで、この地表に堆積した枯れ落ち葉、この中に生息し、
この枯れ落ち葉を分解する菌である木材腐朽菌に園芸、農業、植物界は注目して研究しなかった。
菌根菌といえば、土中の根圏の研究であり、そこで共生する菌を研究してきた。
その代表的な菌根の菌はアーバスキュラー菌(VA菌)である。
この菌を添加した用土、土壌改良剤などが市販されている。
この菌は、地球の陸上の植物の約80%以上に共生することから、このVA菌を研究してきた。
しかし、この菌は枯れ落ち葉のリグニン、セルロースを分解する能力を持っていない。
このVA菌は地球の陸上の地面の掃除屋ではないということである。
つまり、日々行なわれている地球の炭素循環に関っていない菌である。
植物組織は植物の光合成で作られる炭素化合物、リグニン、セルロースが主成分。
これを木材腐朽菌が分解して最後は炭酸ガスとして空中に拡散する。
この大氣の炭酸ガスを植物が吸収して光合成の原料として澱粉を作る。
この炭素循環システムにVA菌は関与していない。
このVA菌となぜ植物は共生関係を結んでいるかというと、
燐酸、カリ、微量要素、酸素、水分のインフラである。
このVA菌を共生すれば、上記のものが不足した時、供給してもらえるからである。
植物はVA菌に光合成で作った養分を与えて・・・飼育、栽培しているといえる。
これが、根圏の土中で行われている共生である。
この菌は、土中に棲む菌であり、地表ではない。
しかし、このVA菌の弱点は、地表に堆積した枯れ落ち葉を分解できないこと。
地球の地表は木材腐朽菌が実行支配するエリアである。
その下の地層がVA菌の生息するエリア。
枯れ落ち葉、植物死骸にはほとんど窒素が含まない。
植物は窒素が含んでいる緑の葉を落葉させる愚かなことはしない!
このほとんど窒素の含有しない枯れ葉を、多くの菌は分解できない。
良く知られているEM菌はこの枯れ葉を分解できない。
EM菌が家庭生ゴミを分解できるのは、
家庭生ゴミに窒素の含んだ野菜クズ、葉が、動物性の蛋白質が混じっているからである。
こういうものは、植物自生地にはない。
山に行っても「腐敗臭」が無い!
林床の実行支配者は木材腐朽菌で、この菌はEM菌、植物酵母、植物乳酸菌のように、
醗酵、腐敗する嫌気性菌ではないからである。
熱を出す菌はほとんど植物と共生する菌根菌ではない!
腐葉土、バーク堆肥、家庭ゴミから作った堆肥、緑肥を作った嫌気性菌は、
全て醗酵腐敗の過程で醗酵熱を出す。
未熟堆肥が根をいためる理由の一つが・・・この熱と腐敗ガスである。
上記の有機物の堆肥を土壌入れると植物が良く育つという知見は、
それらの菌が菌根を形成するためではなく、堆肥に含有した窒素があるからである、
窒素を欲しがって・・・多くの微生物が集まり繁殖する。
ほとんどが酸素が無い条件が好きな嫌気性菌である。
この中には多くの病害菌も居る。
この理由で、有機栽培は無農薬栽培にはなりえない。
多くの堆肥を与えれば与えるほど、土壌に硝酸態窒素が多く含むことになり、
病気が多発する。バラに多くの堆肥を与えると・・・病気が大発生する!
それでも、土壌に堆肥を入れるのは、病気が出るマイナスよりも、
ミミズが繁殖し、土壌が団粒構造になり、排水、保水、通気など良好になり、
結果として根張りが良くなり少しプラスになることが多くなることが多いからである。
植物自生地の山などには「堆肥」などない。
つまり、窒素が非常に少ないという条件下で、植物は生き続けている。
それでも・・・植物は健康である。
屋久島の7000年の大王杉。
この杉に・・・人間が肥料をやったということはない!
それでも巨体を・・・光合成の澱粉で作ってきた。
この巨体を作ったのは・・・7000年の枯れ落ち葉である!
1ケ月に35日降る雨である。
この雨に僅かに尿素が含有している。
雷が・・・・静電気のスパークが空中の窒素ガスから尿素を合成する。
この尿素の窒素を植物は利用する。
だから葉面散布剤の主成分が「尿素」である。ハンドクリームの保湿成分が「尿素」。
枯れ落ち葉と尿素。
つまり、屋久島の大王杉の巨体を作ったのは「木材腐朽菌」であるといえる!
日本再生循環緑化研究所は、こういう知見から木材腐朽菌を研究した。
植物工場の水耕栽培では、トマトは10000個も出来るが・・・・
大王杉は作れない!
なぜなら・・・・7000年・・・・ミス、事故の無い植物工場など人間は作れない。
一度でも事故が起きれば・・・植物工場内の植物は生きられないからである。
ところが自然界は事故連続である。
2013年・・・これまで経験の無い猛暑、豪雨、突風が続発。
大王杉の7000年は、こういう連続であった。
それでも生き続けられたのは・・・なぜか????
菌根菌のライフライン・・・・である。
その主役が枯れ落ち葉のリグニン、セルロースから「糖」を作る材木腐朽菌である。
この糖が無ければ・・・7000年は生きられなかった。
つまり・・・充分な光合成が出来ないときは、木材腐朽菌が作る糖をエネルギー源にした。
・・・木材腐朽菌が・・・植物の糖を供給する菌である。
VA菌もEM菌も、納豆菌も・・・・光合成細菌も・・・植物に糖を供給出来る菌ではない。
人間も夏ばてすれば・・・医者は・・・ブドウ糖点滴、注射してくれる。
植物も、動物も生命活動のエネルギーは「糖」である。
「窒素」ではない。肥料ではない。
ところで・・・・肥料に・・・・「糖肥料」「炭素肥料」はない。不思議に思いませんか?
なぜだ??
植物の根に「糖」を供給出来るのは木材腐朽菌の菌糸だからである。
土壌に砂糖水を与えても植物の根は吸うことが出来ないからである。
高分子の糖を植物の根は吸えない。
木材腐朽菌が供給する糖は低分子の「糖」である。
実験してみる。
前記のVA菌、EM菌、光合成細菌・・・・他の嫌気性菌微生物で作った堆肥、
土壌改良剤・・・ボカシ・・・そういう菌を用いて、
雑木林の「カタクリ」を栽培してみる。
作れない。
3年で絶種する。
枯れ落ち葉の木材腐朽菌を用いた栽培では・・・作れる!
雑木林の地表を再現出来るからである。
枯れ落ち葉からの糖を木材腐朽菌が供給して、大きな球根ができる。
つまり「カタクリ粉」が取れるほど澱粉が蓄積された球根ができる。
他の菌は、土壌を改良することは出来るが、「糖」を作れない。
カタクリの葉の光合成出来る期間は短い。
葉が作る澱粉のみでは大きな球根を作れない
そういうことで、カタクリは枯れ落ち葉の中に自生する。
そして、カタクリを実行支配しているのは木材腐朽菌である。
雑木林の早春の花を支配しているのは・・・木材腐朽菌なのである。
シバザクラもほとんどカタクリと同じ。
シバザクラの自生地はアメリカ東部のアパラチアン山脈。
この山脈は日本の・・・例えば奥羽山脈の落葉広葉樹林と同じような植物相である。
ブナ、ナラ、山桜・・・・25%ほどの針葉樹林が混在する。
右のように秋には紅葉しやがて枯れ落ち葉となり地表に舞い落ちる。
この枯れ落ち葉が、シバザクラの上にも舞い落ち、材木腐朽菌が分解して、
僅かな土壌を作る。
シバザクラは、この土壌に根を伸ばし木材腐朽菌と共生関係を結び生きる。
シバザクラは他の植物が生育出来ない岩場に自生するが、
岩の裂け目、窪みの枯れ落ち葉がたまるところに自生し、貧しい養分のため、
約30cmほどを生育場所として生きつづける植物である。
自生地の30cmエリアには・・・・シバザクラの再生循環システムが構築されている。
シバザクラの細く細かい葉も・3,4年で枯れ落ち葉となって木材腐朽菌のエサとなる。
シバザクラ己の枯れ葉のみでは、あまりに少なく同じ場所では生き続けることが出来ない。
秋には、喬木の枯れ葉がシバザクラの上に舞い落ちる。
この二つの枯れ落ち葉で自生地のシバザクラはいき続けてきた。
ところが、人間は・・・・無謀なことをする!
シバザクラ公園をつくる。
写真のように公園には自生地の広葉樹の木が無い。
つまり枯れ落ち葉が秋に舞い落ちることは無い。
この公園にできる枯れ落ち葉はシバザクラの枯れ葉のみである。
この枯れ葉のみでは生き続けることは出来ない。
シバザクラは自生地の広葉樹の、針葉樹の清潔な枯れ落ち葉を求めている!
木材腐朽菌を求めている。
しかし、日本の園芸、農業で、これまで木材腐朽菌が菌根菌となることが解かっていなかった。
問題視、研究対象が土中であり、地表ではなかった!
窒素の多い腐葉土ではない。土中に生息する嫌気性菌ではない。
これに堆肥を、腐葉土を入れると・・・・嫌気性菌、窒素が入りことになる。
望まない菌を、窒素を人間が補充することになる。
猛暑、豪雨に耐えられないシバザクラになる。
更に病気が発生する。
そういうことで・・・突然死する。
つまり、菌根シバザクラになっていないから枯れる。
植物栽培の大原則が適地適産である。
シバザクラは第三紀周北極植物である。
日本の高山、亜高山植物に近い植物である。
そういうことで、北海道、東北の冷涼な気候で生きる植物である。
しかし、日本では、関東以西の場所でも公園が作られ、一般家庭でも栽植されている。
しかも、日本には梅雨、その後に猛暑の夏が来る。
梅雨に時期に根毛の有る根が出て水分を吸い、その後猛暑の乾燥が来て「根毛」が枯れ、
水を吸収できなくなって株が弱り、あちらこちらで突然死したり、円形ハゲのように株元が枯れあがる。
枯れ落ち葉があり、木材腐朽菌が生息して、菌根になっているシバザクラなら、
暖地でも生き続けることが・・・可能な植物である。
本来、シバザクラは過酷な貧乏な条件に耐えられる植物である。
アパラチアン山脈の岩場も、夏には岩の輻射熱で・・・日中は高温になるからである。
そういうことで、日本で作るとコンクリートの壁でも生きられる。
昼夜の温度較差が・・・葉の間に湿気をもたらす。
シバザクラの細かい葉組みは・・・・空中の湿度を保ち、逃がさないためである。
朝霧・・・・、朝露を葉の間に保つためである。
シャボテンのトゲの間隔も・・・水の表面張力を考えて配置されている。
結論
シバザクラを何年も元気にするには・・・・
枯れ落ち葉。木材腐朽菌。菌根シバザクラ苗。
これを考えて栽植すれば良いことになる。
そういうことで、菌根シバザクラには・・・材木腐朽菌を共生させている。
世界初の育苗技術である。
これからのシバザクラの苗は「菌根シバザクラ」になるという意味は、
以上のような理由からである。
「菌根シバザクラ」の育苗法は日本再生循環緑化研究所の特許である。
「菌根シバザクラ」は日本再生循環緑化研究所でのみ生産している。
世界最先端の素晴らしい苗を・・・安価に供給すべく努力しております。
第一弾として限定15万鉢を生産しています。
全国どこにでもお送りできます。
菌根シバザクラとは
日本再生循環緑化研究所で開発した世界初の材木腐朽菌を共生した自生地を再現したシバザクラ苗。
この自生地の根を持った苗を作ることは園芸、農業、植物界の永年の夢であった。
しかし、これまで、自生地と同じ菌根を持った苗を作れなかった!
多くの植物が共生する菌の木材腐朽菌についての研究が行なわれなかったからである。
日本再生循環緑化研究所で世界で初めて木材腐朽菌に着目し、ようやく菌根シバザクラの育成に成功した。
菌根シバザクラとは 木材腐朽菌との共生苗は
一つの革命である。
siba kinnne