考察
   
    農業、有機栽培では、これまで「放線菌」が非常に優れた菌として取り上げられてきたが、
    これは、あくまでも畑という人工的な土壌における場合であって、自然の地表の「枯れ落ち葉」「木材腐朽菌」が存在している状態では、
    枯れ落ち葉、植物死骸のリグニン、セルロースを分解出来る「木材腐朽菌}が主役菌である。

    この試験では、放線菌が「弱い菌」であることが実証された。
    「弱い菌」だからこそ「抗生物質」を産生して、他の菌に対抗している。
    
    放線菌を畑に繁殖させても「無農薬栽培」が出来なかったのは「弱い菌」だからである。
    土壌が乾燥すると・・・細菌だから・・・直ぐに休眠して・・・・しまうからである。
    乾燥に強い糸状菌の菌糸には勝てない・・・・。
    糸状菌を食べることもできない・・・。

 2区
  
   ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌が優占菌となった状態。

 1区  培養土(腐葉土混合)には放線菌が優占菌となって
   いる。
   
   

 2018年2月12日 写真

   1 放線菌が優占菌となりコロニー形成 他の微生物のコロニー形成なし。
   2 ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌が優占菌となり、放線菌、他の微生物のコロニー形成なし。


 〇 懸濁液混合区では、放線菌は負け組菌となった。
   ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌が生息しているエリアでは、放線菌は繁殖できないことを
   示している。
   放線菌は地球地表の絶対王者菌ではなく、木材腐朽菌 ハ菌には
   エリア占有競争では勝つことが出来ない細菌である。
   

 1 培養土 懸濁液添加区
 2 培養土 懸濁液 + ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌懸濁液添加区
供試材量
 放線菌生息の培養土の懸濁液。
 ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌生息懸濁液。

試験方法
 培地 ハイポネックス培地 オートクレイブ
   対照区 放線菌懸濁液
   処理区 放線菌懸濁液 + ラン菌(木材腐朽菌)ハ菌懸濁液(混合液)

   300cc フラスコ 懸濁液を両区共に5cc培養基に注入。
培養方法
   最低温度 5℃ 最高温度 20℃ 室内静置培養。

試験開始 2018年1月31日
写真    2018年2月12日
放線菌は多くの抗生物質医薬が創薬されていることから、農業分野でも注目されている菌である。
有機農法ではこの放線菌を活用することで「無農薬栽培」が出来るかのように説明されている場合も多くみられる。
放線菌は「好気性細菌」である。
木材腐朽菌のように長く菌糸を伸ばすことが出来ない。
そういうことで・・・本当に地球の地表における菌社会において、放線菌と木材腐朽菌の関係を知るために試験を行った。
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ラン菌(木材腐朽菌) ハ菌と培養土生息放線菌の抗争試験

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