ジョン ウッデンはSolana Beachの子孫です。
ジョン ウッデンは米国の著名なポール グリップの登録で、私の交配はアンコール交配になります。使用した親が異なるので非常に違った花が咲きました。
この交配は現在のシンビ育種の頂点に位置する名交配で、素晴らしい花が続出する。この交配の中には斑点のない花も多く咲くが花径15cm以上の巨大輪花も咲く。この花の祖先はトラシアヌムですが、このジョン ウッデンまで約100年を要した。交配でここまで進化したのである。原種から数えて10代目の花である。
この文章を書いてるのが1月2日。箱根駅伝の実況を聞きながら記している。ランの育種もこの駅伝と同じと思う。東海大は2区で挫折・・・・。人間の育種の人生で重ねることの出来るのは2代程度。10代は約10人の継続のタスキで到達したことになる。素晴らしい花を創るという情念の系譜である。
ランの育種というのは時代を超えて、国境を越えて脈々と続く人間の営みである。タスキを、バトンをつなぐ行為である。
MOG97−297
John Wooden
花径14cm 1−3月咲き 大型種
MOG96−173
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き
大型種
MOG96−173
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き
大型種
MOG96−231
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG96−229
John Wooden
花径13cm 1−2月咲き 大型種
MOG97−115
John Wooden
花径13cm 1−2月咲き
大型種
MOG97−545
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG98−402
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG97−414
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG97−383
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG
John Wooden
花径14cm 1−3月咲き
大型種
MOG
John Wooden
花径 14cm 2−3月咲き
大型種
MOG98-160
John Wooden
花径14cm 1−3月咲き 大型種
MOG97-500
John Wooden
花径13cm 1−3月咲き 大型種
MOG 97−380 John Wooden
花径 14cm 1−2月咲き 大型種
MOG 97-149 John Wooden
花径14cm 1−2月咲き 大型種
原種 Cym tracyanum
蘭の交配育種は1853年から始まった。シンビの交配は1900年代に盛んになるが、その交配の目標は、より大きく、より丸弁に、より鮮明は花びら、より強いステム・・・・・であった。花びらの斑点を無くすことに100年を費やした。人間が花の改良を目標にしたとき、その足跡が見えることが重要になる。
シンビの場合は原種のトラシアヌムに見られるように、斑点が、その花の個性であることを誇りにしている花がある。斑点花は、ユリには鹿の子ユリが有名すが、シンビの斑点花は進化の過程で残し続けてきた美の一つである。日本には鹿の子百合の美しさを大切に育んできた美学がある。
私は、花の「想い」を「個性」を大切にしたい。花の評価も時代の流れの中で変化するが、花の美しさは時代の流れを超えて不変です。
te-ma 1