交配とは面白いものです。
一口に言えば、交配するものの・・・・感性のようなものが自然と出てくるようである。特に私のように、フラワービジネスを念頭に置かないで交配した場合は、良くも悪しくも出てくる。
サンダースリストで読みに読んで交配したものは、私の場合ほとんど全滅に近いほど「ハッ」とするような花が咲いてくれない。読みの範疇の花では「ハッ」としないのです。遺伝子を調べて読んで交配したわけですから、読みの範囲の花が咲けば満足のはずなのですが、交配して開花するまで6−10年もかかるので、この年月の間に心の中で咲かせているので、実際に咲いたときには、何年も既に「見た」ような気がするのです。

ここに交配育種の面白みもあるし、他人が成功した交配と評してくれても、「ハッ」とする花が一つも咲かない予想を超えた花の咲かないときは、「才能」がない、自分のイメージはその程度だったのか・・・と思ってしまう。そして経営のコスト計算が頭をよぎる・・・・。とたんに現実の世界が花にかさなる。

私の交配で望外の優花が咲いてくれたのは、たまたま、読みに読んだ交配のついでに行った交配です。不思議なものです。私が想像しなかった美しい花が咲いてくれる・・・・。

この場合でも、非常に交配親の血統は重要で、良花を生むには深遠な自然の法則が存在するのかも知れません。
Kiyoko Promenade
 MOG97−529
 Kiyoko Promenade
 花径 13cm
 2月咲き 大型種
 MOG95−232
 Moonraker
 花径12,5cm 2月咲き 大型種
 MOG95−114
 Meditation Promenade
 花径12,5cm 1月咲き 大型種
Meditation Promenade
Moonraker

tokusetu24