1月12日。
 成人式。
 全国の治自体の首長は・・・若い人達に祝辞を贈る。 
 今年は暖かく・・・梅も、菜の花も咲いている所もあるとか。
 そして・・・花を探して・・・若いミツバチも一輪の梅花にとまる・・・。

 ミツバチが・・・1月の梅花に来るということは・・・大変重要な行動だと・・・宇井 清太は考える。
 食料が足りないから・・・蜜を、花粉を集めに来る!
 そういうことではないのか???
 11月、12月に・・・充分集めることが出来なかった!
 砂糖水飲ませて・・・誤魔化して・・・・蜜を略奪する人間どもの狡猾に・・・抗議している行動ではないのか。
 宇井 清太は・・・こういう視点である。

 こういう早春の行動に・・・何も感じないで・・・砂糖水。
 どこか間違っているのではないか。
 アメリカの2015年の発表では、ミツバチは45%冬期間に死亡しているという驚くべきデーターが政府から示された。
 ダニに侵されたミツバチが、良質な「エサ」が無い状態であれば、
 衰弱した身体は、更にダニから吸われて・・・・強度に弱った体になる。
 こういう体で・・・早春に飛び立てば・・・
 巣に還るエネルギーはないから・・・・。
 つまり・・・帰艦する燃料を入れないで出撃する特攻隊と同じ。
 砂糖水で・・・・。
 ロイヤルゼリーを・・・作れるか????
 
 ミツバチにとって重要なのは晩秋の花である。
 東北地方の積雪地帯では・・・冬期間の食べ物として・・・晩秋に大量の漬物を作る。
 生活の知恵である。
 ましてや・・・5000万年も日本で生き続けてきた日本蜜蜂。
 人間が存在しなかった時代の野生の日本ミツバチでは・・・誰も蜜を横取りしない。
 楽園だった・・・。
 今は・・・
 秋の蜜だけでは足りないから・・・・春から初夏の蜜は・・子孫繁栄のために・・集め、
 真夏から中秋までの蜜は・・・越冬のために集め回る。
 一日も休まないで・・・・。
 だから身体が持たないから・・・30日で息絶える。
 これを「働き蜂」・・・と呼ぶ。
 
 今日、成人した若い人を・・・会社の「働き蜂」とみる経営者もいる。
 日本蜜蜂をトラップで捕捉して蜜を収穫して喜ぶ人は・・・・そういう「経営者」である。
 十分な食料を与えないで・・・砂糖水でカモフラージュして・・・・。 
 ミツバチが・・・逃げ出すのは・・・当たり前のことかもしれない。
 そこにいれば・・・略奪されるだけだもの。
 ミツバチに・・・希望も夢もない職場。
 ・・・・・・・・
 そういう〇〇保存会、プロジェクトであってはならない!



  1月12日

    ミツバチコロニーが生きのびるためには最低限でも年間90kgのハチミツと18kgの花粉が必要ですが,
    この蜜源は・・・どこにあるのか・・・日本では。
    だから・・・宇井 清太は・・・ミツバチを一群捕獲したら、それに見合う蜜源植物を植えることが、
    本当の「保存会」のやるべきことだと思っている。
    プロジェクトの意義は・・・そこにこそあるのであって、採蜜という略奪???・・・行為が目的のように位置付ける活動は、
    貧弱な理念であろう。
    なぜなら、前記したようにミツバチ一群が一年生きるためのハチミツ、花粉は、膨大な花から調達しなければならない。
    これに見合う花を・・・栽植してきたのか??・
    こういうことである。
    ミツバチ関係者の目線では・・・農薬ネオニコチノイドのことが問題視されるが・・・・
    この問題は・・・ミツバチが自由に、無断で・・・他人の土地を飛び回れる昆虫だからである。
    この自由に飛び回れる行動を・・・ドローンなら制御できるが・・・ミツバチの飛行を制御できない・・・からである。
    広大な面積に蜜源植物を栽培して・・・網を張って…その中でミツバチを飼育して・・・蜂蜜採集。
    こういうことをしなければ・・・・制御はできない・・。
    アメリカで・・良質なミツバチのエサが減少しているのは・・・広大な面積を・・・蜜源でない穀物畑にしたからである。
    つまり・・・養蜂家が蜜源植物を・・・植えることをしなかったからである。

    ようやく、アメリカのミツバチ栄養サミットで、
    より多くの蜜を出す「新たな蜜源植物」の

 より健全な環境の創出という目標にふさわしい,高品質な花蜜源,花粉源植物を探し出すことがもとめられます.
  ミツバチと養蜂家の命をつなごうとするならば,良好な採餌機会を増やすことが先決である.







  1月20日
 
   日本列島大雪。
   暖冬といわれているが・・・雪は降るときは降る。
   こういう条件が日本列島。
   でも、土着のミツバチ、ハナバチ、ハナアブたちは・・・こういう条件下で5000万年も生き続けてきた。
   人間がミツバチと係わってからは・・・・・人間から搾取されるだけの立場になった。
   「働き蜂」。
   その働き蜂も・・・必死になって・・・組織を守ろうとして・・・巣内を暖房している。
   冬の寒さをしのぐには身を寄せ合って眠らないで・・・運動して熱を出すよりない。
   問題は。このエネンルギー源である。
   秋に十分集められなかった場合は・・・春には食料が枯渇する!
   養蜂では・・・資本主義の本質として・・・最低のコストで最大の収益を出すことを考える。
   「砂糖水」で我慢させる。
   最低限の食料を与えて・・・利益を収奪。
   過酷な現場である。
   人間社会でも・・・昔は「小作人」。
   現在は「ブラック企業」である。
   雪の朝・・・会社に急ぐ人の群れも・・・「企業働き蜂」にも見えなくもない。
   SMAP。
   プロダクションの中の「働き蜂」・・・。
   5人が飛び回れるエリアを支配しているプロダクション。
   ミツバチのエリアも・・・2km。
   このエリア内に・・・どれだけ蜜源植物があり、春から秋まで継続して花が咲いているかということ。
   せっかく苦労して集めた蜜を・・・人間どもから略奪されたら・・・逃亡したくもなる。
   人間のいないところで・・・と・・・ミツバチは思っているのかもしれない。
   一方的に・・・奪われるだけの生涯だもの・・・。
   
   人間社会の組織は・・・ミツバチ組織のパクリのようである。
   オスバチの熾烈な戦い・・・。
   晩秋の行われる「働き蜂の淘汰」。
   これは群が生き残るための・・・リストラ。
   生き残ったハチ達も・・・冬の寒さを凌がねばならない。
   群を持続させるための「消耗品」である。

   近頃、定年退職してから・・・日本蜜蜂を捕獲して・・趣味の人もいるようである。
   しかし、ミツバチの姿は・・・昨日までの自分の姿である。
   現在、60代後半から70代の人は・・・・日本という組織を、会社という組織を、
   十分な給料をもらっていなくとも・・・外国まで飛び回って・・・蜜を集めてきた。
   それが・・・エリート。
   そういう価値観で・・・現在のミツバチ業界もあるようである。
   ミツバチ達に・・・同じようなことを課している。
   農業現場では・・・用済みになったハナバチは・・・「廃棄処分」まである。
   資本主義は・・・ミツバチを新大陸に移住までさせた。
   世界中から・・・ミツバチを使い・・・蜜を集める。
   でも・・・業界で・・・その蜜に見合う蜜源植物を栽植したという話は・・・聞かない。
   
   
   
   そういうことで日本蜜蜂サポート普及会では・・・
   十分な・・・・晩秋の・・・越冬のための食料菌根イソギクを植えることを推進している。
   女王蜂を輸入したから良いということではない。
   問題は・・・「食料」である。
   日本という国も・・・「食料」を軽視しているが。
   同じように・・・ミツバチの食料も軽視している・・・と宇井 清太は思っている。

   飢えた働き蜂は・・・農薬が撒かれた畑に飛んでゆく!
   人間が・・・盗蜜、収奪・・することも知らず・・・。
   養蜂技術というのは・・・盗蜜技術でもある。
   だから・・・刺したくなる!
   当然の防御行為。 

   逃亡もしたくなる!
   搾取されるだけの・・・未来だもの。
   騒ぐ方が・・・おかしい!???? 
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