スノキ属の第4紀の南への逃避ルート。

 北アメリカでは大陸氷河、ユーラシア大陸では「アルプス山脈」、
 ヒマラヤ山脈が横に走っているので、このルートで逃避した植物も
 動物も氷河と山脈に阻止されほとんど絶滅。

 アメリカ東部、日本列島にはには氷河が発達しなかったので、
 このルートで南へ南へ逃避行を続けた。

 ラビットアイ種は、光争奪戦で相当強いので、
 他の灌木等と混生することが出来たので、
 湿地よりも段丘などの林縁などに生息で来た。

  日本のスノキ、ナツハゼ、シャシャンボなどと同じような場所が、
  自生地である。
  株元には多くの枯れ落ち葉が堆積する。
ブルーベリーの逃避ルー
ブルーベリー逃避ルート
逃避行阻止
逃避行阻止
ヒマラヤ山脈
アルプ山脈
中国ブルーベリー
日本のスノキ属
  逃避ルー
ラビットアイ
ハイブッシュ
大陸氷河
ワイルドブルーベリー
第三紀周北極植物が、氷河に追われ南へ、南へ逃避行を行い生き続けてきたが、
北アメリカ大陸で最も南へ逃避したスノキ属植物が「ラビットサイブルーベリー」である。
南へ逃避する間に、比較的気温の高い気候に順応する性質を獲得した。
こういう気温の高いエリアは、枯れ落ち葉が木材腐朽菌によって分解される速度は速くなるから、
夏に多くの「糖」がせいさんされる。
この糖で夏負け防止して生き続け来た植物である。
つまり、木材腐朽菌の力を借りて、フロリダまで南下出来た。
ユーラシア大陸では・・・・日本のシャシャンボ・・・
中国大陸では雲南のの雲南ブルーベリーである。

冬も最低温度が高いから、落葉しないで生きる進化をした種もある。
しかし、地上部は、逃避行の中で少し変化したが、根は全然変化していない。
木材腐朽菌のネットワークの中で生きなければ、夏負けを防ぐことが出来ないからである。

シャシャンボにハイブッシュブルーベリーを接ぎ木して、耐暑性を持たせることも考えられるが、
ブルーベリーは菌根植物であるから、菌根菌が生息しない根では、
本当の効果は表れることはない。
あくまでも「枯れ落ち葉」と「木材腐朽菌」である。
ラビットアイブルーベリーの自生地では、ブルーベリーの枯れ落ち葉の他に、
他の樹木の枯れ落ち葉も株の周囲に舞い落ちているから、
ハイブッシュブルーベリーよりも・・・多くの枯れ落ち葉があるところに自生している。

この理由で、大きな樹に生長することができる。
炭素循環の豊かな場所では、ブルーベリーも、シャクナゲも大きく生長できる。
エネルギーが多くあるからである。
ラビットアイブルーベリーも森では光合成負け組植物であるから、林の縁などに自生する。
充分な光合成が出来ない植物である。


このブルーベリーを暖地の畑に植えた場合は、木材腐朽菌が生息しないから「夏負け」する!
澱粉が足りない・・・状態が夏中続く・・・。
ハイブッシュブルーベリーよりは、更に温度の高いフロリダまで逃避したので、
ブルーベリーの中では、日本で栽培した場合、耐暑性があるように見える。
この耐暑性が強い特性を著わすには、一つの条件がある!
どんな畑でも耐暑性が強いわけではない!
ラビットアイブルーベリーが自生しているエリアは、地表の温度が高い期間が長い!
ということは???・木材腐朽菌による枯れ葉の分解が非常に早い。
土壌の劣化が早いということ。
つまり、充分な枯れ落ち葉の量があれば・・・耐暑性が強くなる!
充分な量が無い場合は、貧弱な樹になる!
日本原産のシャシャンボの自生を見れば理解できよう。

ユーラシア大陸の東部、日本列島、台湾、中国東部、雲南、ベトナム、ヒマラヤ南側、
インドシナ半島まで・・・逃避したスノキ属植物は、
独自の進化を行い、アメリカ東部のブルーベリーと少し形態が異なるが、
根本の性質は同じで、養分の吸収形態も同じである。
多くの「枯れ落ち葉」と木材腐朽菌が必要である。
ただ単に、有機物を要求しているのではない。
木材腐朽菌が生息しない有機物ではない。
日本のブルーベリー栽培が、大きな勘違いをしているのはこのことである!
畑に木材腐朽菌が生息していない木材チップを投与しても・・・防草、乾燥防止だけである。
木材腐朽菌が生息して、初めてエネルギー源になる。
枯れ落ち葉、木材チップには1kg約4000カロリーの炭素が含んでいる。
ブルーベリーが菌根を捨てないのは・・・このエネルギーが欲しいからである。
この4000カロリー。
暖地では約2年で・・・分解が終わる。
寒地では数年。
ワイルドブルーベリーの自生地では10年から数10年かかる。・・・だから草丈が小さい。
ラビットアイは・・・大きくなる。
肥料の多少ではない。
エネルギーの多少である。
ラビットアイ ブルーベリーの炭素循環

                 南へ南への逃避行
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   リグニン、セルロースを木材腐朽菌が分解すると「ぶどう糖」がせいさんされる。
   このぶどう糖が・・・ブルーベリーにとってはエネルギー源である。
   ところが…日本のブルーベリー栽培では、この「ぶどう糖」が見事なまでに削除されている。
   土質がどうの、pHがどうのの前に、このエネルギーの問題が重要である。
   つまり、土質とPHという問題は、やろうと思えばできる案件である!
   しかし、エネルギーの問題は、現在の科学では・・・手の付けようがない。
   木材腐朽菌の代わりに、人間が出来ないからである。
   光合成も同じ。
   植物の葉っぱで行っていることを・・・科学が出来ない。
   太陽光発電のパネルの能力程度である。
   
   ペレポスト オーロラ ゴールドは、世界で初めて、このエネルギー問題を解決した唯一の培養土である。
   エネルギーを作り、このエネルギーをブルーベリーに供給できる培養土である。
   ブルーベリー自生地の土壌と同じシステムを畑に構築できる。