ブルーベリー観光果樹園にとって、糖度は最も大きな課題である。
これはブルーベリーに限らず、果実、西瓜、いちご、メロン・・・に共通の問題である。

しかし、ブルーベリーには、それらの植物、作物と大きな違いがある。
それはブルーベリーは「菌根植物」であること。
日本の果樹栽培で根が「菌根」であるのは・・・他に例がない。
このことを認識しないと、甘いブルーベリーどころか、ブルーベリーの樹を育てることもできない。
更に、ブルーベリーは、日本の果樹の中で最も冷涼、寒冷な気候に生息している植物。
地球温暖化の影響で、日本列島は、熱帯化している。
こういうエリアで、冷涼な環境を好む植物を畑で栽培することは、非常に難しい。

更にブルーベリーの品種改良の歴史が浅く、甘ーい実の成る品種が・・・突然変異も生まれていない。
ブルーベリーは未だ・・・山の、林の植物に過ぎない。
こういう植物を栽培して・・・人間が要求する糖度を望むのは、本当は無理な植物である。
ブルーベリーが花を咲かせ、果実を実らせるのは人間のためではない!
自分の子孫を残すための「種子」が目的である。
人間がブルーベリーを栽培するのは種子が目的ではなく「果肉」である。
ブルーベリーからすれば、果肉が酸っぱいだろうが、甘いだろうが・・・・
種子を伝播してくれる…動物が食べる範囲であれば・・・目的は果たせる!

そういうことで、日本のブルーベリーは、猛暑の中、夏負けしながら、
必死になって「種子」を実らせている!



日本のブルーベリー界は大きな間違いを犯している。
「夏負け」する植物ブルーベリーであるが、夏負けを防止する方法を持っていない!
ブルーベリーは自生地では喬木の木漏れ日で生きているが、
畑では・・・陽樹のように栽培している。
梅雨明けの紫外線の強い光では、光合成が阻害される。
つまり、ブルーベリーは日本では常に光合成不足でエネルギー不足である!
果実の糖度は、澱粉の変化したものだから、
光合成不足、夏負けのブルーベリーでは、絶対に甘いブルーベリーにはならない!
なぜなら、現在の日本のブルーベリーは「菌根」になっていないからである。
共生する菌も生息していないからである。
枯れ落ち葉が無いからである。
木材腐朽菌が生息していないからである!

甘いブルーベリーを生産するには、
 ブルーベリーを菌根植物にすること。
 ペレポスト オーロラ1号を株元にパラパラ撒く(木材腐朽菌を株元に繁殖させる)
 枯れ落ち葉を株元に毎年、毎年堆積すること。
 木材腐朽菌を繁殖させ、枯れ葉のリグニン、セルロースを分解させぶどう糖を作らせること。
 このぶどう糖を菌糸がブルーベリーの根に供給させること。
 土壌は「オシボリの湿度」に灌水すること。
 生油粕を木材腐朽菌のエサとして与えること。
 尿素の1000倍液を夕方、雨のように葉の上から灌水する。

 以上のような栽培をすると、適地であれば、現在の糖度より甘ーいブルーベリーが出来る。
 最高級ブランド「オーロラ ブルーベリー」が生産できる!


どうしたら・・・・・・・・
    甘いブルーベリーを作れるのか?????
HOME              BACK

buru-amai