ブルーベリー観光果樹園にとって、切実な課題である。
観光果樹園の成否に影響する。
経営の安定には・・・毎年安定した収量と品質・・・甘ーいブルーベリー。


この栽培法は・・・収量安定と高品質のブルーベリー栽培法である。
収量が安定しない。
甘ーいブルーベリーが取れない。
その最大の原因は・・・・「夏負け」である。
日本列島は近年・・・熱帯地方顔芽けの「猛暑」になった。
ブルーベリーは本質的に寒冷な気候で生まれた植物である。
したがって、夏の高温は最も影響が大きい。
そういうことで、気候的には冷涼な場所を選択して果樹園にすれば、ある程度は改善できる。
適地適産の法則である。これは、農業であればイロハである。
都会に近いところでは、観光、販売では有利であるが、
無理した栽培だから・・・収量、品質が安定しないから・・・・
次第に・・・適地適産の法則に支配されて、衰微して行く・・・。

しかし、ブルーベリーでは、そのほかに、ブルーベリーの持って生まれた特異な「菌根植物」という問題を抱えている。
これまで、ブルーベリーの常識ともいえる「菌根」が、栽培法から欠落していた!
この考察が無いから、本当の栽培法が構築できない。
これまでの栽培法は・・・どこかインチキくさい。
説明できないウヤムヤがある。そういことで、この30年全然しんぽが見られない!
つまり、本当の栽培法を教えられる人がいない。
現在、指導者の人も、菌根、菌根菌、枯れ落ち葉、木材腐朽菌・・・・を削除している。
こういう栽培法では、ブルーベリーの将来は・・・隆盛しない。
趣味の園芸である。
趣味の観光果樹園経営である。
産業としての果樹、果樹園であれば、ブルーベリーの本質、根本から構築した栽培法出なければならない。
恐らく多分、日本のブルーベリー栽培者に、これまで「菌根植物」の知見を持っている人はいないかも。
研究機関にもいないのかもしれない。
菌根植物を栽培した経験のある人いないかもしれない。

菌従属植物。
部分的菌従属植物。
独立自養植物。

ブルーベリーの糖度は、光合成負け組植物のブルーベリーは、
光合成の澱粉のみで「糖度」を高くすることは・・・相当無理がある。
適地適産と品種改良では限界、壁がある。
品種改良で素晴らしく甘い品種が生まれるのは・・・突然変異であるが、
これは、作ろうとして生まれるものではなく・・・奇跡的に出てくる。
ブルーベリーにも奇跡が生まれることを期待したいが・・・・
この壁を破ることは現在の栽培法ではほとんど不可能に近い。
ブルーベリーは光合成負け組植物という・・・重い特性を抱えている。
「夏負けする」。
本来、こういう植物に糖度の高い果実は実らない!
そういうことで、夏負けにならない冷涼な場所で栽培すれば・・・となるのであるが。

最も良い方法は。
果実が肥大する時期から熟す期間、光合成を最高に行うようにすることである!
これは、どんな果樹でも同じこと。
しかし、ブルーベリーは・・・どうやっても最高に光合成を行うように出来ない植物。
ブルーベリーは、自生地でも十分な光合成を出来ない。
そういうことで、自生地でも「隔年結果」になる。
光合成の澱粉不足を補うために・・・「菌根」を具備し、
葉を持ちながら・・別ルートで・・・澱粉を調達している・・・部分的菌従属植物。
こういうことをしなければ、生き残ることが出来なかった。
しかし、農業では、これまで「部分的菌従属植物」ということが想定されていない。
菌根植物でなくとも・・・こういうシステムでエネルギーを調達していることは・・・不明であった!
つまり、地球の地表のおける枯れ落ち葉の木材腐朽菌ネットワークが、農業から欠落してきた。
このことがブルーベリー栽培をするうえで、大切なことが欠落している。
甘ーいブルーベリーは作れない!
甘ーいブルーベリーを生産するには・・・・
自生地における木材腐朽菌による「炭素循環」を畑に再現することである。


ブルーベリーの糖度を高くするには、唯一の方法である。
これまで、植物の根は「炭素」を吸収できないと言われてきた。
根にぶどう糖、砂糖水、メイプルシロップの溶液を与えても、
土壌の嫌気性菌で・・発酵してアルコールになるからである。
そういうことで、糖質、糖の肥料は開発されていない。
ところが、植物の進化は多様であり、複雑である。
菌との共生、菌のネットワークを使い、根で糖を調達していることが解ってきた。
枯れ落ち葉、植物死骸のリグニン、セルロースから、
ぶどう糖を作る菌があることが解った。木材腐朽菌である。
根の周囲に「糖」「ぶどう糖」が無いように思われてきたが、
木材腐朽菌の菌糸は低分子の糖を、枯れ落ち葉から作っていたのである。
多くの植物は、エネルギーの調達を、「光合成」と「木材腐朽菌」という二つのルートを準備していた。
光合成が阻害されるような場合、木材腐朽菌に炭素を依存していたのである。

ブルーベリー畑に、二つのエネルギールートを構築すれば
甘ーいブルーベリーが出来る。、


「ペレポスト オーロラ1号」には、宇井 清太が世界で初めて発見した木材腐朽菌が生息している。
この資材を施せば、ブルーベリー自生地の「炭素循環」を簡単に構築でる。
夏負けしないから・・・甘ーいブルーベリーを生産できる。
どうしたら・・・・・
   甘いブルーベリーを作れるのか
HOME          BACK

buru-dousitara