ミツバチ界の盲点
ミツバチは複眼。
ミツバチには「盲点」はない・・・・???
でも、人間の目には「盲点」が存在する!
この盲点が・・・非常に大きな問題を見落とす場合がある。
原発の・・・地震による津波で発生した「全電源喪失」。
こういうことがミツバチ業界にも存在するのではないか。
盲点・・・その1
最終蜜源植物の育成、開発・・・品種改良をしなかった。
過去には「ハチミツソウ」をアメリカから導入したこともあるが・・・
現在は侵略的外来植物を蜜源に多くを依存。
同じ昆虫の能力を活用した「養蚕業」と「養蜂業」を比較すると、
その違いが一目瞭然である。
養蚕を行う場合は「桑畑」を最初に作る。
更に桑の品種改良も行った。
宇井 清太の家では戦後「桑苗木」を大生産して生きていたから、品種も知っている。
「剣持」「赤木」・・・・「山形4号」「山形6号」・・・。
中国敦煌地近くの都市、酒泉のホテルには桑の巨木があった!
更に・・・伊豆七島の・・・八丈島、御蔵島・・・江戸指物が使う銘木・・・。
養蜂では・・・蜜源が生命であるが・・・蜜源植物を積極的に品種改良をしなかった。
自然の草木の花、農業、園芸の花を・・・利用して業としてきた。
同じ場所では・・・花はないから…移動養蜂で・・・花を追い探し・・・業として成立させた。
養蚕業と養蜂業に宿るDNAの違いである。
学問的にはカイコもミツバチも昆虫。
昆虫学的には・・・分類も生態も深く研究されている。ゲノム解析まで・・・。
しかし、ミツバチでは・・・蜜源、蜜源・・・と大きな声で唱えながら・・・
蜜源植物の育成、品種改良まで・・・しなかった。
養蜂業が減った原因は・・・花が少ない・・からである。
植物の育種を行っている大学もあるが・・・蜜源植物は・・・視野になかった。
蜜源植物の「観察」で止まっている。
植物の育種は・・・机上では出来ない・・・。
昆虫学では育種は出来ない。
学問の世界も細分化して縦の世界。
しかしミツバチは「地球」に存在する多くの要素の中で5000万年??も生き続けてきた。
この要素を一つ一つ分解して研究しても、ミツバチの問題を解決することは出来ない。
その一つが蜜源植物である。
実際に蜜源植物を植える行為は・・・農業のような、現場での実証試験の先にあるからである。
更に、蜜源植物の育種というのは、栽培技術に加えて、交配、選抜・・・が加わる。
養蜂界が蜜源植物の育種を重要視しなかったから・・・需要が限られている・・・
種苗業者は・・・蜜源植物の育種をしなかった。
そういうことであろう。
菌根イソギクは・・・緑化を行いながら・・自然と晩秋に蜜源になる!
だから・・・公園に、メガソーラーに、住宅に・・・植えられるが・・・
ミツバチだけの目的の蜜源育種は・・・ほとんど絶望であろう。
そういうことで、菌根イソギクは特許だから・・・今後20年間・・・
菌根イソギクが・・・ミツバチ界の冬期間の食料問題に寄与して行くことになる。
近年になって、冬期間の食料不足から・・・養蜂ミツバチ用「飼料」が開発されたが、
これは「家畜飼料」である。
自然に生息する日本蜜蜂、ハナバチ、ハナアブ、ハナバエ・・・のエサにはならない。
ミツバチの原理原則は・・・花である。
日本の農業を考えれば、養蜂のミツバチのポリネーションより、
土着の前記の送粉昆虫がより多く受粉作業している。
より幅広く受粉する昆虫が通う蜜源植物でなければならない。
ミツバチの研究家、大学での研究室はあるが・・・
ミツバチの研究はあるが・・・蜜源植物の品種改良まで行っている所はない。
昆虫学・・・。
民間の養蜂会社にも素晴らしい研究所もある。
でも・・・健康食品・・・医学的な方向の研究、多収穫の研究・・・
ミツバチの「医学的研究」はほとんどないようである。
利益が出る分野の研究が主であろ。
ミツバチの立場に立った研究というのは乏しいのではないか?
いざ・・・ミツバチが減少すると・・・何が原因だかわからない。
「蜜源植物の探求」「ミツバチの好きな花」・・・は、ミツバチが花にとまるから出来るが、
花にミツバチが止まったから・・・「好き」とは言えない。
蜜を出さない花、花粉だけ採集の花は多くあり、仕方なしに立ち止まる花もある。
つまり、ミツバチの口吻の形態と花の形態を観察すれば・・・多くの花が・・・、
明らかに・・・ミツバチを送紛者として進化した花、植物でないことが解るからである。
蜜源植物として最良の花形態を具備しているのは・・・相当限られた植物である。
キク科、マメ科植物には・・・多い。
口吻を挿して蜜を吸う動作を利用した花形態。
ミツバチの「穴に入りたい」欲望を利用した花形態。
顕花植物2億年の進化の中で、ミツバチを利用することにした植物は、
当然、ミツバチの本能、生態に合致した構造に進化した。
蜜源植物とされる花の中には「穴」だけ貸して・・・蜜を出さないで受粉だけさせる・・・・
ランのシュンラン、キンリョウヘン、デボニアヌム・・・。
女王蜂は・・・穴に入るのではないから受粉とは無関係。だから蜜源植物ではない。
このことから「蜜源植物600余種」を考察すれば・・・本当に好きな花でないものが多く含まれている。
蜜源植物の開発、品種改良というのは、簡単ではないかもしれない。
更に、外国原産の植物では「日本の植物生態系」を乱すことまで…絡んでくる。
ここまで想定すれば・・・いかに現在の蜜源が・・・問題の多い植物に依存しているか理解できよう。
ニセアカシアに代わり得る蜜源植物を日本固有種の植物で開発できるのか。
そういうことであろう。
アメリカの養蜂業界も外来植物の「イエロークローバー」に多くを依存してきたから、
このイエロークローバー規制、削除問題で大騒ぎしているようであるが、
アメリカでも、蜜源植物の開発、改良は進行していない現状であると予想される。
以上が部外者の宇井 清太の見解である。
そういうことで・・・・ミツバチの口吻形態に合致した花・・・菌根イソギクを開発した。
その詳しいことは「ミツバチと菌根イソギク物語」・・別項目に記述したのでご覧ください。
日本列島には・・・変温動物のミツバチが活動できない低温になる冬がある。
蜜を集めることが不可能な数か月に及ぶ日々。
巣箱のなかでは・・・休眠しないミツバチは・・・自らの身体を動かして熱を発生させて・・・
最少のエネルギーで巣内を暖房するために・・・身体を寄せ集めて生き延びる。
群を維持継続させる最小限の頭数で・・・。
頭数を減少させるということは・・・食料が足りないからである。リストラ。
悲しい「口減らし」。
こういうことは、ミツバチ飼育のイロハである。
問題は・・・・
夏の活動期なら30日程度の生存であるが・・・
越冬バチの生存期間は約150日前後。
この生存期間の差異は・・・長い進化の中で、変温動物のミツバチが、
四季に変化する温帯地方の冬を乗り切り種族を維持反映させるために具備した手段である。
ここで一番問題になるのが、一群が生き延びつに必要な食料である。
一週間で約1Kgのハチミツが消費される。
生きるための食料と・・・暖房のためのエネルギーに消費される。
日本のミツバチはエネルギー不足である。
人間は・・・頭がイイ。
「砂糖水」で・・・
こういうのを・・・本当に技術の進歩と言えるのか????
こういうこともミツバチ飼育のイロハである。
この越冬ハチ生きる知恵が5000万年・・・氷河期を生き延びてきたミツバチのシステムである。
春になって・・・女王蜂に・・食料・・・エネンルギーを調達し供給する精鋭軍団。
この軍団を・・・冬期間も保存維持するシステム。
このシステムこそが、温帯性東洋ミツバチと、他のハチとの最も大きな差異である。
こういう知見も、ミツバチ飼育のイロハであろう。
ここで、部外者の宇井 清太が最も疑問に思うことは・・・
なぜ、この最も大切な群団が必要な食料、エネルギーである・・・
晩秋に開花する蜜源植物の育成、改良を、ミツバチ業界の人が行わなかったのかということである。
西洋ミツバチを改良したのに、蜜源植物を改良しなかった!
ばるほど・・・養蜂では・・・砂糖水を飲ませれば・・・良いという技術もあろう。
人工ミツバチ飼料も開発された。
でも、こういうことを自分、人間に置き換えて考えたとき、人間なら「耐えられない」ことであろう。
本当にミツバチは砂糖水を喜んでいるのかという・・・思考の問題である。
ミツバチを隷属させる思考が・・・養蜂技術の進歩なのか?
つまり・・・秋に「百花蜜」を販売したくとも・・・秋に100もの花咲く植物はないということである。
更に、問題なのが・・・侵略的外来植物出る「セイタカアワダチソウ」が、
日本における最終蜜源植物だということである。
つまり、養蜂の技術進歩と蜜源植物の開発進歩が・・・車の両輪のようになっていなければ、
侵略的外来植物に蜜源を依存するのであれば、
必ず、地球環境、地域環境問題との間に、業界と地域環境に大きな乖離が発生する。
このことは、アメリカの「イエロークローバー」規制を見ても明らかであり、
日本における「ニセアカシア」の問題も、同じである。
蜜源だから・・・規制するなという運動は・・・・先に述べた「蜜源植物」の育成、栽植を、
疎かにした結果のものである。
移動養蜂という発明は、狭いエリアの花蜜を集めるミツバチの生態を、
人間が巣ごと花を追いかけて移動するもので、ミツバチの代わりに・・・人間が花を探す行為で、
これが・・成立したからこそ・・・蜜源植物の育成が・・・抑制されたとみることもできる。
移動すれば・・・どうにか・・・業として成立する花が・・・日本列島にあったからである。
養蜂家自らが・・・蜜源植物を植えなくとも・・・国有地などに箱を置けば・・・・
ミツバチに働けせて他人の土地から蜜を集めさせ・・・蜜を頂ける!
甘くオイシイ商売である。・・・
こういうのは農耕民族ではなく・・・狩猟民族のDNA.
だから、蜜源植物の育成、改良などする思考は存在しない業界である。
このことは世界共通のようである。
アメリカでも・・・侵略的外来植物の「イエロークローバー」に依存いる有様。
アメリカ各州では「イエロークローバー」削除をする政策であるが・・・・
アメリカ養蜂界は猛反対。
アメリカ農業崩壊でも・・・良いのか???
小さなドローン昆虫が・・・アメリカの農業を左右していること。
そういうことで・・・ようやく・・・アメリカで新たな蜜源植物育成へ動き出す流れが生まれるようである。
宇井 清太の根イソギク「ミツバチ菊1号」「菌根イソギクラストチャンス」は、
世界最先端の蜜源植物の特許第一号である。
日本で最も花のないのは・・・晩秋の蜜源植物。
しかし・・・この問題も・・・養蜂では・・・砂糖水で・・・どうにかなる!
こういうことであろうと・・・部外者の宇井 清太は観察している。
ここで問題になるの「砂糖水」が「良質のエサ」なのか???
そういう疑問である。
更に・・・・養蜂のミツバチは・・・それでよいとしても・・・野生のミツバチは、ハナバチ・・はどうか・・・ということ。
日本の農業における受粉を行っている昆虫と養蜂のミツバチの比率を考えれば、
サクランボに通う昆虫は、圧倒的に地域生息の昆虫である。
越冬日本蜜蜂は150日も生きている。
この生命の長さと、最終蜜源植物が・・・花の終わる時期。
この組み合わせを、ミツバチ界の人は・・・どう認識していたのか。
もっとも大切な越冬はち軍団。
この群団が元気で、健康で、寒さにかけない体力を維持するエネルギーと・・・最終の花に時期。
この組み合わせが・・・・日本では・・・非常に問題があると宇井 清太は考察している。
セイタカアワダチソウが蜜を出し終わるのは11月中旬である。
それから・・・約150日間。
東北地方では4月中旬まで・・・花が無いエリアになる!
最終蜜源植物の育種が大きな盲点。
盲点・・・その2.
早春の花には関心があるが・・・最終蜜源花に注目しない。
冬ごもりしたミツバチが・・・春になると活動を開始する。
ミツバチ関係者は・・・待ちに待った・・・姿である。
日本列島の春は・・・梅一輪の開花から始まる!
この一輪の花をミツバチは探し・・・蜜を集め始める・・・。
この梅という樹木・・・日本原産の植物ではない。
なぜ・・・一輪の花に飛んでくるのか?
ミツバチは飢えてているからである!
逆に言えば晩秋に充分な食料を備蓄できないという証明である。
日本蜜蜂にとっての本当の春は、雑木林に咲く早春の花達である。
キンポーゲ科植物のフクジュソウ、一輪そう、二輪草、・・・カタクリ・・・。
フクジュソウも、一輪草も、二輪草も・・・日本蜜蜂が止まりやすい花形状である。
カタクリは・・・日本蜜蜂を想定して進化した花ではない。
ユリ科植物のカタクリもヤマユリも、鬼百合も・・・蝶を想定して雌蕊、雄蕊、蜜の出す場所を決めている。
こういう早春の花に、ミツバチ関係者の目が注がれる・・・。
しかし・・・・
越冬するミツバチ群にとって、最も大切な晩秋の蜜源植物には関心が無かった!
つまり・・・人間にとって関心があるのは「ハチミツ」だからである!
春から初秋の花は・・・採蜜に関係する花!
採蜜できる期間に咲く蜜源植物には関心があるが、採蜜後に咲くはどうでもいい・・・・
ミツバチの冬期間の生活を考えれば、部外者の宇井 清太が考えても解ること。
プロの皆さんには・・・大きな盲点があったのではないか???
つまり・・・ミツバチを愛していない人達である。
ハチミツ略奪に関心のある人たちは・・・ミツバチ達の冬ごもりの食料などに関心はない。
ミツバチ達が・・・勝手に原野を飛び回って・・・食料を確保すればよいこと。
そういう意識が・・・宿っている。
人間というのは・・・地球上でもっとも狡猾に進化した動物。
蜂蜜を狙っているのは・・・熊も、ハチクマ・・・もいる。
しかし、最も恐ろしいのは・・・人間である・・・ミツバチから見れば・・・。
トラップまで仕掛けて捕獲される!
捕獲したミツバチに・・・関心はあるが・・・晩秋の蜜源植物には関心はない。
晩秋に・・・原野を歩いて蜜源植物を探し回った業界人、学者はいないのかも。
宇井 清太は、牧野富太郎の植物図鑑に掲載されている3000余種を調べ上げた。
そして・・・突き止めたのが・・・「菌根イソギク」である。
植物分類学的には「菌根イソギク」というのはない。
「イソギク」である。
植物分類学では・・・根に菌が共生しているか、否かなど・・・カンケイナイ!
人間の腸に・・・腸内フローラがある・・・などカンケイない!
そういう学問と・・・蜜源植物を・・・植えて・・・「ミツバチ楽園」を造るというのは、
土俵が異なるもの。
昆虫学を極めても・・・「楽園」は造れない。
標本作りとは異なる。
農業の技術まで関係してくる。
ミツバチは生き物。
食べ物が無ければ生きられない・・・これが基本中の基本である!
ミツバチは冬休眠しない。
・・・ということは・・・冬でもエサを食べる昆虫である。
このエサを・・・人間が手当てしないということは・・・・ミツバチ界のDNAに・・・収奪というものが宿っている。
つまり・・・ミツバチを・・・奴隷化してきた歴史があるからである。
ミツバチの行動範囲が、100m程度だったら・・・・自分の土地に、蜜源植物植えての蜜収穫である
必ず、人間に手で蜜源植物を晩秋まで咲く花を・・・探して、改良して・・・栽培しなければ飼うことはできない。
ところが・・・
ミツバチは2kmもの範囲を・・・自由に飛び回れるから・・・・
他人の土地、屋敷からも・・・蜜を集められる!
この特性を・・・巧妙に利用してきた・・・。自分で植物を植えない・・・それでも成り立つ業。
都会でのハチミツ収穫は・・・・まさに・・・他人様の屋敷に咲いた花が蜜源である。
自分の土地だけ、屋上だけ・・・では成立しないプロジェクトである。
盲点・・・その3
他の訪花昆虫は・・・視野に入らない
宇井 清太は過去にサクランボ、りんご・・・も栽培したことがるから、花に訪れる昆虫を見てきた。
ミツバチが主役のように新聞テレビで報道されるが、本当は、その土地に生息する土着の昆虫の方が、
ズート多いことを知っていた。
そういうことで、このホームページにも詳しく「ニホン蜜蜂サポート普及会」の理念を記しているが、
この普及会は、日本蜜蜂に限定したものではなく、受粉してくれる昆虫すべてをサポートするものである。
これまでの「ミツバチ」と冠にした団体は、非常に狭隘な「ミツバチ」に限定した視野である。
地域の生態系ではなく、特定の昆虫「ミツバチ」限定団体である。
他のハチでは「蜜」を収穫できないからであろうか。
これまで、蜜源植物というとき、どんな植物を念頭に置くかといえば、
収穫、つまり「採蜜」に関係する植物である。
蜜源植物を栽植する樹木は、ほとんど「収穫」に寄与する、「収穫」に関係する期間内に咲く植物である。
利益追求型の植樹、草花栽植である。
「ミツバチの食料」としての蜜源植物栽植ではないようである。
2015年2月23日に、宇井 清太の理念と合致する調査結果が出たので記する。
日本における野生生物が農業に寄与している金額は4700億円。
このうち、セイヨウミツバチ、マルハナバチなどは30%の1052億円。
土着昆虫は70%の3330億円。
土着昆虫が寄与している作物は、リンゴ、梅、サクランボ、メロン、ナス、トマト、スイカ。
農業環境技術研究所
これまで、日本には、こういう研究がされてこなかった。
初めての調査、研究の発表である。
この調査研究は、宇井 清太の観察とほとんど一致する。
菌根イソギク資料を、2015年秋に、ミツバチ関係者に郵送したが、
ミツバチ関係者の中には、農業と昆虫の関係に思考が及ばないで、ミツバチの業界のみの視点から、
菌根イソギクに言及する人もいたが、ここに「盲点」があるということである。
菌根イソギクは最終蜜源植物だから「採蜜」という固定観念の蜜源植物としては・・・意味のない植物となる。
論語読みの論語知らずである。
木を見て山を見ない・・・という盲点である。
日本列島には冬がある!
こお期間のミツバチ達の食料を考えないで・・・採蜜を行うという・・・無謀である。
だから・・・ミツバチ達は・・・仕方なしに・・・セイタカアワダチソウに群がる!
この姿に・・・疑問を感じなかった!
「採蜜」というと・・・美しい言葉であるが・・・ミツバチからすれば「略奪」である。
こういう視点が欠落しているのが「盲点」である。
前記した研究が出たことで、宇井 清太の視点の先見性と、正当性が証明された。
菌根イソギク栽植が、地域の農業に大きく寄与出来る可能性が証明されたことになる。
日本ミツバチサポート普及会は、「採蜜」を目的としたものではない。
土着の訪花昆虫に楽園を創るものである。
それが、日本農業に大きく貢献する。
今後、最終蜜源植物の育種第一号 「菌根イソギク」は、
日本の訪花昆虫の繁殖、増大という場面で、多い来な商流を作ることになろう。
10年先なのか、20年先なのか・・・・。
でも、蜜源植物の樹木を植えても・・・実際に蜜源になるには・・・大木になるには・・・
10年、20年かかるが、菌根イソギクなら植えた年の秋には「楽園」になる。
一度植えれば・・・何10年蜜源になるから・・・効率から言えば、
革命的な発明であろう。
菌根イソギクは日本の「固有種」である。
「盲点」の穴埋めするのが「発明」である。
業界内に席を置くと「盲点」が気付かない。